プレスリリース一覧 > 部局別一覧 > 環境森林部 > 新田原基地とその周辺、小林市及び川南町におけるPFAS調査の結果について

報道発表日:2026年7月23日更新日:2026年7月23日

ここから本文です。

本プレスリリースの内容は、報道発表日時点のものです

白紙

Press release

新田原基地とその周辺、小林市及び川南町におけるPFAS調査の結果について

令和7年2月から3月に航空自衛隊新田原基地内の専用水道井戸及び雑用井戸において、PFAS(有機フッ素化合物)の一種であるPFOS及びPFOAが暫定目標値(注1)又は指針値(注2)(いずれも50ng/L)の超過が確認されたほか、同年8月に小林市、9月に川南町において水源(井戸)で暫定目標値の超過が確認されたことを受け、県では、これらの超過地点の周辺で地下水や河川の水質調査を行い、指針値超過の範囲をおおむね特定しました。
これらの指針値超過地点については、現在、継続調査に移行しており、今回、春期(5月)の水質調査を実施しましたので、その結果をお知らせします。

(注1)暫定目標値…水道水の水質管理目標設定項目(水道水質管理上留意すべき項目として、将来にわたり水道水の安全性の確保等に万全を期する見地から、水道事業者等において水質基準に係る検査に準じた検査等の実施に努めるべきもの)としてPFOS及びPFOA合算で50ng/L(体重50kgの人が、水を一生涯にわたって毎日2L飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる値)以下(令和8年4月1日から水質基準に関する省令改正により「水質基準」に格上げ)

(注2)指針値…河川や地下水等の環境水の要監視項目(人の健康の保護に関連する物質ではあるが、直ちに環境基準とはせず引き続き知見の集積に努めるべきもの)としてPFOS及びPFOA合算で50ng/L(体重50kgの人が、水を一生涯にわたって毎日2L飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる値)以下(令和7年6月30日に環境省通知により「指針値(暫定)」から「指針値」に改正)

1.新田原基地及びその周辺の継続調査

新田原基地内に設置されている井戸において、PFOS及びPFOAが暫定目標値又は指針値を超過して検出された旨の情報提供を受け、県では、基地周辺における水質調査を実施し、これまでに44地点中5地点で指針値超過を確認しました。

(1)暫定目標値等の超過が判明した基地内3地点の継続調査(航空自衛隊新田原基地実施)

これまでに暫定目標値又は指針値超過が確認された基地内の3地点(いずれも井戸)について、令和8年5月12日に水質検査が実施されました。

この結果、3地点全てで50ng/Lを超過していたとの報告を受けました。

調査結果は下表のとおりです。

種別

初回調査結果

(採水月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第1回

継続調査結果

(令和7年8月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第2回

継続調査結果

(令和7年11月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第3回

継続調査結果

(令和8年2月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第4回

継続調査結果

(今回)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

専用水道井戸 560(令和7年1月) 840 730 450 510
専用水道井戸 210(令和7年1月) 160 140 120 130
雑用井戸 140(令和7年3月) 220 1100 630 930

(2)指針値超過が判明した5地点の継続調査(県実施)

これまでの調査において、合計44地点で水質調査を実施し、5地点(井戸4地点、水路1地点)で指針値超過が確認されました。

この5地点について、季節や時間経過による濃度の変動を確認するため、令和8年5月25日に水質検査を実施しました。

この結果、5地点のうち3地点で指針値を超過していましたが、4地点において前回の調査結果より濃度が低下していました。

検査結果は下表のとおりです。

新田原基地周辺における県による調査地点(PDF:841KB)

種別

(基地からの位置)

初回調査結果

(採水月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第1回

継続調査結果

(令和7年8月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第2回

継続調査結果

(令和7年11月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第3回

継続調査結果

(令和8年2月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第4回

継続調査結果

(今回)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

井戸(北西) 69(令和7年4月) 21 54 65 10
井戸(北西) 56(令和7年5月) 48 89 130 63
井戸(東) 890(令和7年3月) 440 1200 840 650
井戸(南東) 110(令和7年4月) 58 100 160 61
水路(東) 54(令和7年8月) 31 32 46

2.小林市の継続調査

県では、小林市の釘松浄水場の水源(井戸)から暫定目標値を超過するPFOS及びPFOAが検出されたとの報告を受け、周辺における水質調査を実施し、これまでの調査において、12地点中1地点(井戸)で指針値超過を確認しました。

この1地点について、季節や時間経過による濃度の変動を確認するため、令和8年5月20日に水質検査を実施したところ、指針値を超過していましたが、濃度の大きな変動はありませんでした。

検査結果は下表のとおりです。

小林市における県による調査地点(PDF:403KB)

種別

(水源(井戸)からの位置)

初回調査結果

令和7年10月

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第1回継続調査結果

(令和8年2月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第2回継続調査結果

(今回)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

井戸(東) 200 210 210

3.川南町の継続調査

県では、川南町の第1浄水場水源(井戸)から暫定目標値を超過するPFOS及びPFOAが検出されたとの報告を受け、周辺における水質調査を実施し、これまでの調査において、17地点中3地点(井戸)で指針値超過を確認しました。

この3地点について、季節や時間経過による濃度の変動を確認するため、令和8年5月25日に水質検査を実施したところ、3地点のうち2地点で指針値を超過していましたが、すべての地点で前回の調査結果より濃度は低下していました。

検査結果は下表のとおりです。

川南町における県による調査地点(PDF:752KB)

種別

(水源(井戸)からの位置)

初回調査結果

(採水月)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

第1回継続調査結果

(今回)

PFOS及びPFOA

[ng/L]

井戸(東) 86(令和7年10月) 70
井戸(南東) 69(令和7年12月) 57
井戸(南東) 56(令和7年12月) 9.5

4.今後の対応

  • 今後も指針値超過地点において、四半期ごとの水質調査を実施します。
  • 新田原基地に対しては、新富町と連携して、継続調査や原因究明等への協力を求めていきます。

5.参考情報

(1)PFAS(有機フッ素化合物)とは

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。

PFASの中には撥水・撥油性、熱・化学的安定性等の物性を示すものがあり、その中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、半導体用反射防止剤・レジスト、金属メッキ処理剤、フッ素ポリマー加工助剤、界面活性剤、泡消火剤などの幅広い用途で使用されてきました。

PFOS及びPFOAは、発がん性など人への健康被害が懸念されています。

国では、最新の科学的知見に基づき、専門家による検討を進めています。

(2)PFASの国内外の規制の状況

POPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)により、PFOSは2009年、PFOAは2019年に廃絶等の対象とすることが決められています。

これを受けて、国内では化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)に基づき、PFOSは2010年、PFOAは2021年に製造・輸入等が原則禁止となっています。

お問い合わせ

所属:環境管理課  担当者名:竹田、大迫

ファクス:0985-38-6210

メールアドレス:kankyokanri@pref.miyazaki.lg.jp

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。