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報道発表日:2025年7月31日更新日:2025年7月31日

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白紙

Press release

令和7年度病害虫発生予察注意報第3号(かんきつ・ミカンハダニ)

かんきつのミカンハダニについて、病害虫発生予察注意報を発表しましたのでお知らせします。
かんきつのミカンハダニの発生が多くなっています。
7月の発生面積率、寄生葉率は過去10年間で最も高くなっています。
向こう1か月の降水量は平年並か多いものの、気温はほぼ平年並と予想されており(鹿児島地方気象台1か月予報7月24日発表)、本害虫の発生が助長される恐れがあり、注意が必要です。
防除対策の徹底を図りましょう。

1害虫名

ミカンハダニ

2物名

かんきつ

3生地域

県下全域

4生量

5意報の根拠

  1. 7月中旬の巡回調査の結果、ミカンハダニの発生面積率は50.0%(平年12.9%)、寄生葉率は27.9%(平年2.9%)で、いずれも平年比多であった(関連資料:図1、図2)。
  2. 7月の発生面積率、寄生葉率は過去10年間で最も高い(関連資料:図3、図4)。
  3. 向こう1か月の降水量は平年並か多いものの、気温はほぼ平年並と予想されており(鹿児島地方気象台1か月予報7月24日発表)、本害虫の発生が助長される恐れがあり、注意が必要である。

6除上の注意

  1. ミカンハダニの防除適期は寄生葉率が30%(一葉当たり0.5~1頭)の増殖初期である。多発すると薬剤の効果は劣り、防除回数の増加、ハダニの薬剤抵抗性の獲得につながるので、散布時期を失しないように注意する。
  2. 葉の両面に寄生するので、薬剤我慢べんなくかかるように十分量散布する。
  3. 同一系統薬剤の連用は避け、異なる系統の薬剤でローテーション散布に努める。
  4. 農薬を使用する際は、必ず容器のラベルの登録内容を確認し、使用基準を遵守する。

7の他

6月1日から8月31日の3か月間は、農薬危害防止運動を実施しています。農薬散布にあたっては、ラベルの登録内容の確認を十分に行い、農薬使用基準を遵守し、危害防止に努めましょう。

お問い合わせ

所属:総合農業試験場  担当者名:山口

ファクス:0985-73-2127

メールアドレス:byogaichu-hiryo@pref.miyazaki.lg.jp