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報道発表日:2025年8月4日更新日:2025年8月4日

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白紙

Press release

令和7年度病害虫発生予察注意報第4号(普通期水稲・紋枯病)

普通期水稲の紋枯病について、病害虫発生予察注意報を発表しましたのでお知らせします。
普通期水稲の紋枯病の発生が多くなっています。
7月の発生面積率、発病株率は過去10年間で最も高くなっています。
向こう1か月の気温は平年より高く、降水量はほぼ平年並と予想されており(鹿児島地方気象台1か月予報7月31日発表)、本病の発生に好適な条件が続くことが予想され、注意が必要です。
防除対策の徹底を図りましょう。

1害虫名

紋枯病

2物名

普通期水稲

3生地域

県下全域

4生量

5意報の根拠

  1. 7月下旬の巡回調査の結果、紋枯病の発生面積率は15.4%(平年1.3%)、発病株率は2.9%(平年0.2%)で、いずれも平年比多であった(関連資料:図1、図2)。
  2. 7月の発生面積率、発病株率は過去10年間で最も高い(関連資料:図3、図4)。
  3. 向こう1か月の気温は平年より高く、降水量はほぼ平年並と予想されており(鹿児島地方気象台1か月予報7月31日発表)、本病の発生に好適な条件が続くことが予想され、注意が必要である。

6除上の注意

  1. 窒素質肥料の多用は避け、過繁茂にならないようにする。
  2. 本病の防除適期は、幼穂形成期から穂ばらみ期である。その後の進展に応じて追加防除を行う。
  3. 県内で主に使用されているバリダシン(粉剤、粉剤DL、液剤、エアー)は出穂2週間前から穂ばらみ期が防除適期である。
  4. 前年に発病が見られたほ場や常発ほ場、多肥栽培のほ場では発病しやすい傾向があるため、発病の確認と早期防除を徹底する。
  5. 薬剤散布の際は株元に薬剤が十分付着するよう丁寧に行う。

7の他

6月1日から8月31日の3か月間は、農薬危害防止運動を実施しています。農薬散布にあたっては、ラベルの登録内容の確認を十分に行い、農薬使用基準を遵守し、危害防止に努めましょう。

お問い合わせ

所属:総合農業試験場  担当者名:清

ファクス:0985-73-2127

メールアドレス:byogaichu-hiryo@pref.miyazaki.lg.jp