報道発表日:2023年4月6日更新日:2023年4月6日
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家計調査は、昭和21年7月から実施され、国民生活における家計収支の実態を把握し、国の経済政策・社会政策の立案のための基礎資料を提供することを目的としている。今回、令和4年平均として、宮崎市分について取りまとめた結果を公表。調査の概要及び結果の詳細については別添資料のとおり。
消費支出は実質4.5%の増加となり、3年ぶりの実質増加
2022年の宮崎市の二人以上の世帯(平均世帯人員2.86人、世帯主の平均年齢61.4歳)の消費支出は、1世帯当たり1か月平均271,613円で、前年に比べ名目7.3%の増加。物価変動の影響を除いた実質では4.5%の増加となった。
消費支出は名目10.7%の増加、実質7.9%の増加
2022年宮崎市の二人以上の世帯のうち勤労者世帯(平均世帯人員3.14人、世帯主の平均年齢52.4歳)の消費支出は、1世帯当たり1か月平均292,913円で、前年に比べ名目10.7%の増加、実質7.9%の増加となった。
「焼酎」の購入数量が11年連続全国1位、「ぎょうざ」の支出金額、購入頻度が全国1位に
宮崎市の2022年の1世帯当たりの品目別の購入数量及び支出金額、購入頻度をみると、「焼酎」の購入数量が15,956mlと全国平均の約1.8倍となり、11年連続で全国1位となった。また、支出金額も11,232円となり、6年連続で全国1位となった。
「ぎょうざ」(注1)は、購入頻度が888回となり、3年連続全国1位となった。また、支出金額(注2)も、4,053円で全国平均の約2倍となり、2年連続全国1位となった。
(注)1冷凍餃子・外食(出前、テイクアウト)は含まない。
2購入頻度は、当該品目への支出の頻度を抽出率調整などを行なった上で表したもので、100世帯あたりの回数で表章される。
年の結果においては、当該期間中の各月結果の合計で表章される。(統計局HPより)
消費支出は新型コロナウイルス感染症発生前の水準に回復するも、大きな影響があった「交通」の減少幅は縮小
2022年の宮崎市の1世帯当たりの消費支出金額は、新型コロナウイルス感染症発生前の水準まで回復しているが、感染症の大きな影響があった航空運賃等の「交通(注1)」をみると12,073円で、感染症の影響がなかった2019年の支出金額17,821円の67.7%にとどまっている。
ただし、2021年の「交通」の支出金額3,999円と比較すると、3.0倍となっており、行動制限が徐々に緩和されたことなどにより、感染症が消費に与える影響は縮小している。
(注)「交通」の支出金額は航空運賃、タクシー代、バス代及び鉄道運賃の合計支出金額
「光熱・水道」が消費支出全体に占める割合が増加
2022年の宮崎市の1世帯当たりの「光熱・水道」が消費支出全体に占める割合は8.0%で、2012年から2022年の過去10年間と比較すると、最も高くなった。物価高の影響もあり、前年からは0.6ポイント上昇した。