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平成29年度に建設工事に着手し、今年7月に完成、8月より供用を開始した防災庁舎。
今回は、新たに県の防災の要となる「防災庁舎」についてご紹介します。
建物の概要 |
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県庁舎は大規模地震などの災害時に、防災の拠点としての役割を担いますが、庁舎が、12棟 (本館、附属棟、1~10号館)に分散しており、災害応急対策を行う上で、県災害対策本部の総合対策部と部局対策室(県庁各部局)の連携が図りにくい、各庁舎とも狭く、関係機関が一堂に会して活動するための広いスペースを確保することができない、いずれの庁舎も防災拠点としての機能を維持するために必要な耐震性能を満たしておらず、震度6強以上の大地震が発生した場合には、建物にひび割れなどが生じ、使用が困難となる事態が懸念されるなどの課題を抱えていました。
県民の生命と財産を守る災害応急対策の司令塔としての機能や、国・市町村などの関係機関との連絡調整など、重要な役割を果たす庁舎が必要との認識のもと、平成24年から検討を行い、平成26年度から事業を進めてきました。
防災庁舎と県庁5号館の中身について、ポイントをご紹介します。
3階総合対策部室 |
地下免震装置 |
防災庁舎の整備にあわせ、災害関連情報を防災関係機関で共有するためのシステムなども整備しました。今後は、このシステムや新たな施設・設備を有効に活用できるよう、防災訓練や研修などを充実させ、関係機関と連携して本県の災害対応力をさらに向上させていきたいと考えています。
昭和元年に建てられた5号館は、宮崎市の景観重要建造物に指定されており、防災庁舎の建設に伴い、曳家工法にて移設し、創建当時の状態に復元する改修工事を行いました。 |
お問い合わせ |
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財産総合管理課 0985(26)7290 危機管理課 0985(26)7064 |