県広報みやざき

知事コラム こんにちは!河野です

餃子(ぎょうざ)日本一!

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

宮崎にまた一つ“日本一”が加わりました。総務省が2月に発表した家計調査によると、宮崎市の2021年の餃子(ぎょうざ)1世帯(2人以上)当たりの支出金額が4,184円となり、全国1位となったのです。

この調査は全国の県庁所在地と政令指定都市を対象に行われ、これまで「餃子のまち」として知られる浜松市と宇都宮市以外の都市が1位になったことはありません。宮崎市は初の快挙。しかも、この2強に大差をつけての悲願達成です(2位浜松市(3,728円)、3位宇都宮市(3,129円))。

また、購入頻度も1位となり、史上初の2冠(支出金額と購入頻度)に輝きました。誠におめでとうございます!

コロナ禍で重苦しい空気が漂う中、元気の出る明るい話題です。発表当日、私も出張先でお昼に餃子を食べてお祝いしました。

餃子を愛する市民の力で達成されたこの快挙は、新鮮でおいしい食材を供給いただく農家の皆さんに支えられたものであるとともに、熱心に消費拡大を進めてこられた関係の皆さんのご尽力の賜です。とりわけ2020年9月に設立された「宮崎市ぎょうざ協議会」が、PRやイベントなどを通して消費拡大の原動力となりました。深く敬意を表します。

私が特にワクワクしているのが、この動きを全県へと広げ、本県の魅力アップにつなげる可能性です。県内には、他にも「餃子のまち高鍋」という一大拠点がある上に、県産餃子の魅力を支える優れた食材は「食の王国みやざき」の強み。肉や野菜の素材の良さを生かし、地域ごとに個性豊かな餃子づくりを競い合うような展開も考えられます。

また、浜松や宇都宮と聞いて静岡県や栃木県まで思い浮かべる方はそう多くないでしょうが、宮崎市という地名からは「宮崎=ぎょうざ県」というイメージが広がりやすいのも強み。宮崎に行って日本一の餃子を食べてみようかと、新たな観光資源になるものと大いに期待しています。

今年1月には、「宮崎市ぎょうざ協議会」や「餃子のまち高鍋推進協議会」を中心に、県西や県北の事業者を含む44社からなる「宮崎県ひなた餃子連合会」が設立されました。県産原料を使った「宮崎餃子」の認定基準づくりも進んでいるとのこと。本県が「ぎょうざ県」になる日も近いかもしれません。GYOZA MIYAZAKI!

本県では、豊かな農林水産資源を生かした食関連産業、いわゆる「フードビジネス」の振興に取り組み、着実に成果を挙げてきています。餃子日本一は、さらなる追い風となるもの。目指せ日本一連覇!

これからも、食品加工技術や新商品の開発、販路拡大、飲食業や観光産業にも裾野を広げた農商工連携などに取り組み、「食の王国みやざき」のさらなる発展を目指してまいります。

日本一を目指す活動報告のため
河野知事を表敬訪問した
宮崎市ぎょうざ協議会の皆さん

  • 宮崎県
  • 読者プレゼントはコチラから!
  • ベジ活コンクール野菜料理レシピ

ページトップ
へ戻る