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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です 年末年始と、続けて皇室行事に参加する機会をいただきました。昨年12月23日の「天皇誕生日宴会の儀」と、元旦の「新年祝賀の儀」。どちらも各界の代表者を招待して行われる行事です。
 ちょうど2年前。天皇皇后両陛下におかれては、口蹄疫に続き、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火と、相次ぐ災害に見舞われた本県のことを大変心配してくださり、皇居にて御説明する機会をいただきました。
 知事に就任して1か月も経たない2月15日。御所の応接室で、両陛下と私の3人だけで約50分。大いに緊張しましたが、両陛下からは、宮崎県民に対する心からのお見舞いと激励のお言葉を賜りました。
 そのような温かいお心遣いに対する県民の感謝の思いを届けたい、また、相次ぐ災害から再生・復興を遂げつつある本県の元気な姿を御報告したいと考え、今回の行事では直接お話し申し上げる機会はないものの、参加させていただくこととしたのです。多くの参加者とともに、天皇皇后両陛下の御健康と皇室の弥栄を心より祈念し、また、新春を寿ぎ謹んでお祝いを申し上げてまいりました。
 「新年祝賀の儀」が行われた皇居正殿〈松の間〉は、宮殿内で最も格調高い部屋。内閣総理大臣の親任式や、新任の外国大使の信任状捧呈式、勲章・文化勲章の親授式などが行われています。床は宮殿内では唯一の板張り。
 昭和43年に完成した皇居宮殿、実は本県産の木材も多く使われています。宮内庁のホームページには、春秋の間、石橋の間、連翠、南溜、北溜で、「宮崎県産日向松」が使用されているとの記述があります。『宮崎県林業史』によると、綾・小林・高鍋の営林署から、建築用材としてツガ75m3、キリシマアカマツ135m3、ケヤキ49m3が出材されたとのこと。
 どこにその県産材が使われているのか、実際に確認することはできませんでしたが、県民としてはとても誇らしいことです。宮崎の木材がお役に立っているという思い、皇居宮殿とつながっているという思いは格別です。
 今年は、置県130年。本県の来し方行く末に思いをはせ、郷土への誇りや愛着を深め、希望に満ちた未来に向け進んでいきたいと考えています。

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