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県広報みやざき |
【特集】 |
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![]() 宮崎県の医師数は、平成18年12月末現在で2557人。 人口10万人あたりの医師数では、222.7人と全国平均の217.5人を上回っているものの、一方では、医師の約半数が県央部に集中するなどの地域的な偏りがあります。 ![]() 平成16年度から始まった臨床研修制度により、研修医自らが研修施設(病院)を選べるようになり、若い医師が都市部の病院での勤務を希望する傾向が一層強くなりました。 これにより、これまで大学の附属病院に勤務していた研修医が都市部の病院へ移ってしまい、地方の医師不足を招いている原因のひとつとなっています。 また、小児科医などの特定診療科では、志望する医師が減ったことで、医師数自体が少なくなっています。 ![]() 医師を確保するために、県では、医師を目指す学生に対するさまざまな施策を講じています。 ●自治医科大学への資金を拠出 ![]() 県内外在住の医師を対象に、本県で働く場の情報を提供する「ドクターみやざきナビゲーション」を開設しています。医師の皆さんの登録や、たくさんの情報提供をお待ちしています。 将来にわたり、安心できる宮崎県の医療を支えるため、県民の皆さまのご協力をお願いします。 ![]() ![]() みやざき地域医療応援団 ドクターみやざきナビゲーション 当サイトで、医師を募集している県内自治体病院などの情報を広く提供しています。 ■医師確保に対するお問い合わせ 医療薬務課 0985(26)7055 |
![]() 延岡市国民健康保険北浦診療所 へき地ならではの ![]() 自治医科大は、地域医療に貢献する医師を多数輩出しています。県も大学に資金を搬出しており、本県出身者は、本県のへき地で5年間医療に携わることが義務づけられています。 ![]() 私の勤める北浦診療所は、救急医療施設であるとともに、かかりつけ医の役割も担っています。 最近、問題になっている時間外・休日のコンビニ受診などは、ここではほとんどありません。顔見知りだけに、軽症なのに時間外や休日に受診することが、気が引けるということもあるかも知れませんが、一番大きな原因は、へき地ならではの昔からの病気に対する心構えでしょうか。夜間・休日の安易な受診はなるべく避けようとする良い風習が根付いています。 もちろん、その中でも救急を要する場合や軽症かどうかの判断がわからないといったケースもありますので、まずかかりつけ医である私の所に受診してもらっています。 ![]() 北浦診療所では、治療ができない高度医療を必要とする患者さんを県立延岡病院へ搬送する役割も担っています。 私自身も、患者さんによっては、県立延岡病院にお願いした方が良いかどうか迷うことがありますが、そんな時、県立延岡病院の先生方をはじめ、医師会の先生方、自治医科大学の先輩などからアドバイスをいただいており、大変感謝しています。 ![]() 医師不足など地域医療の現状が厳しい中、私達、自治医科大学出身医師は、診療のかたわら共同で地域住民の健康を守るため、住民の「24時間血圧」を測定することにより、いかに脳卒中・心筋梗塞を予防できるかの研究を行っています。 最後に、これからも北浦診療所の素晴らしいスタッフと共に頑張っていきたいと思います。 |
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