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掲載開始日:2018年2月1日更新日:2018年2月1日

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平成29年度知事とのふれあいフォーラム(分野版第4回)

内容

開催日時等

開催日

平成30年2月1日(木曜日)午後1時30分から午後3時

場所

県庁講堂

参加者

企業の代表者、総務管理者等の皆さん10名

知事

ふれあいフォーラムの内容

 知事挨拶

  • 少子高齢化、人口減少の中で、ワーク・ライフ・バランスは、労働力の確保や一人一人がいきいきと輝いていく社会、一人一人の人生にとっても重要なテーマである。
  • ワーク・ライフ・バランスは幅広いテーマが関わってくるが、今日は長時間労働、女性の活躍、魅力ある職場づくりとポイントを絞って御提言いただきたい。

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 フォーラムの様子

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「ワーク・ライフ・バランス~誰もが働きやすく、女性も活躍できる職場にするためには?~」をテーマとして、活発な意見交換が行われました。

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主な意見等

  1. 長時間労働の是正(時間外労働縮減・休暇取得促進)の取組について
    • 部署間のワークシェアリングということで、業務を精査し、部署間で業務を振り分けたことで残業が減りつつある。さらに無駄な残業を抑制するために、残業申請書の提出、「緊急以外は残業なし」という取組を行なっている。当初は減らなかったが、トップダウンで行うと減った。今では、社員が残業を減らすことを考えるようになった。
    • 勤務時間が長いほうが評価されるという風土があったが、トップダウンで行なった。今は週1回のノー残業デーを設け、強制的に帰宅させている。併せて有給休暇の取得率もチェックしている。しわ寄せが発生したが、システム構築の必要性や人手不足、能力等などを確認し見直すきっかけになった。
    • 残業の事前伺い制度を厳格にした。また、次世代法に基づく行動計画にしっかりとうたい、外部にも公表している。一方、管理職によって時間外勤務の判断がまちまちだったり、目標値設定の必要性も感じている。
    • 部門間で就業時間が分かれているので、あらためて就業規則や賃金規定の見直しを行なった。また、残業申請書の提出、終礼の実施を行うとともに、各管理職が残業の給与への反映を判断することとした。また、設備の充実など労働環境の改善も行なった。
    • 残業をなくすことについて、社員みんなで話し合い、ノー残業デーなどに取り組んだところ、大幅に残業が非常に減るとともに、経営利益が大幅に上がった。
    • ノー残業デーは各所属のトップを最終退行者にしたところ、残業せずに全員帰るようになった。また、規定時間以外の残業や休日出勤は人事部申請に変え、さらに残業時間や休日出勤、有給休暇の取得を業績表彰に組み込んでいる。全体的に早く帰る風土になることで、時間に制約がある人が気兼ねせずに早く帰れるようになっている。
    • 時間労働を成果労働に変える働き方改革を会社全体で進めており、ノー残業デーやサマータイム、在宅勤務、テレビ会議システムの導入、定例会議の削減などに取り組んでいる。一方で、残業代が生活給の一部になっており、残業せずに帰れと言いづらいところもある。また、労働時間を短くして質が下がると、企業の競争力にマイナスになるので、労使の協力体制が大事である。
    • 勤務時間内に残りの業務を全員で共有することで残業時間が減った。また、残業時間を集計し、定期的に残業時間、人員、組織を可視化することで効果があった。
    • 社員の能力の均衡化をはかるために、社員の多能工化を進めることで、仕事が特定の人に集中しなくなり、生産性もあがり、残業が減る。また有給充当日を設定し、強制的に休ませている。残業しなくても生活できる給与水準を考えていかないといけない。
    • 勤務時間のメリハリをつけるためにチャイムをつけた。時間外手当が実質生活費になっていることは考えないといけない。有給休暇の取得は上司に言いづらい、自分が休むと迷惑がかかる、休んだ結果自分に返ってくるということで取得しにくい状況があり、時間給やフレックスを導入している事業所は働きやすいという声がある。
  2. 女性が活躍・働きやすい職場環境づくり、魅力ある職場づくりについて
    • 女性が子育てや介護を抱えながらでも働き続けられる環境を企業が提供すること、働く人の事情にあわせて会社のルール・仕組みをつくることが大事である。
    • 一人一人のライフステージやライフキャリアに合わせた働き方の承認やアルバイトやパートの処遇改善に取り組んでいる。女性の管理職を増やしたいとヒヤリングを行なったところ、管理職になりたいが必要なスキルがわからないなどの課題があった。このため、管理職向け研修を探したがいいものがなかったので、独自の研修制度をつくった。現在女性管理職が4割となっている。
    • パート同士でシフト表を組んでもらったところ、パート間で話し合って譲り合いながら決めてくれている。
    • 産休・育休後の就業継続支援として短時間労働正社員制度を導入したが、介護にも利用できると高い評価を得ている。産休・育休からの職場復帰は100%となっている。
    • 人を育てるための社員教育や社員のライフステージに合わせた制度、能力が正当に評価される制度を整備することが魅力ある職場づくりにつながる。
    • 県内だけでなく、県外の人にも宮崎の会社を選んでもらうには、みんなで宮崎の良さや生活のしやすさを発信することが大事だと感じている。特に女性は福利厚生や結婚後も働き続けられる環境を重視しているので、制度がある会社は前面に打ち出していく必要がある。
      また、ワーク・ライフ・バランスは時間の制約がある方に目が行きがちだが、独身などの時間に制約がない方に負担がかかってしまうので、会社はそのサポートをしていかなければならないと思う。
    • 高校の先生から高校生が県外に出て行くのは、給料など待遇ではなく、宮崎に魅力がないと思われているからと言われた。宮崎の良さを発信していくことが大事である。
    • 女性だけでなく高齢者や障がい者など多様な人材の獲得に総力をあげないと魅力ある中小企業として生き残れないと思う。
    • 女性が働きやすい職場、暮らしやすい社会は、男性にとっても働きやすい職場であり、暮らしやすい社会であるし、障がい者にとっても同じである。また、若者が暮らしやすい宮崎だったら、全ての人が暮らしやすい宮崎だと思う。皆さんでもっと宮崎県の魅力を発信していけば、もっとすばらしい宮崎県になると思う。

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 知事総括

  • ワーク・ライフ・バランスの推進にあたり、コミュニケーションの問題や組織内で仕組みづくり、組織での方針の共有などヒントをいただいた。また、企業の魅力、宮崎の魅力発信が大切である。
  • ワーク・ライフ・バランスは大きなテーマで、宮崎の社会・経済の活力保持にも直結する大変重要な課題である。
  • これからも、トップランナーとして、それぞれの企業や事業所、分野で御尽力いただいている皆さまのお力をいただきながら、さらに前へすすめていきたい。

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お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

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