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掲載開始日:2018年10月18日更新日:2018年10月18日

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平成30年度知事とのふれあいフォーラム分野版(第3回)

内容

開催日時等

開催日

平成30年10月18日(木曜日)午後1時30分から午後3時

場所

庁講堂

テーマ

子どもの貧困対策~民間団体や地域との連携・協働によりできること~

参加者

どもの貧困対策について活動する団体・個人の皆さん9名

ふれあいフォーラムの内容

 知事挨拶

  • 子どもの貧困は捉えにくく、よく「氷山の一角」という言葉で表現される。
  • 県としては問題の根っこや原因、背景などに丁寧に対応していく必要があるため、子どもの貧困の対策計画をまとめ、取り組んでいるところである。
  • 本日は問題について取り組んでおられる皆さまに問題の実態をお話しいただき県の取組の参考としたい。また、県としても、冷静に問題の所在を見据えながら、問題を連鎖させない将来に向けた取組が大事であるとの認識のもとに、対策を進めていきたい。

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 フォーラムの様子

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主な意見等

1.子どもの貧困の現状について

  • 経済的な貧困はベースにあるものの、ネグレクト、ワーキングプア、親の精神疾患等いろんな問題が背景にあると感じているので、単純に貧困問題としてくくることはできない。
  • 遅刻、人間関係のもつれ、不登校、進路問題などの学校で発生する諸問題の背景に社会的問題や経済的問題がある。その意味で、子どもの貧困対策の一番目に学校をプラットホームにするという政府の提案はすばらしい。教職員の中にイメージされているプラットホームを具体化することが、今後の取組の大きな柱になると思っている。また、子ども食堂は子どもや大人を集める力があるので、社会問題に人が入ることができる一つのアプローチとして取り組んでいる。
  • 「貧」と「困」は分けて考えるべき。経済的なことばかり注目するのではなく、困っている人をどういうふうに発見し、専門家につないでいくかを中心に考えていくべきである。
    また、子どもの貧困は、社会持続性に影響を与える。子どもが将来的に社会から孤立し、その一員として納税者になれない恐れがある。
  • 自分が中学生の頃に感じていた生活困窮の苦しさと、支援活動の対象としている今の子どもの苦しさは、20年経ってもあまり変わっていない。背景には虐待、親のギャンブル依存症、薬物依存症等、時代が変わっても変わらない親がいることが要因。子どもたちが平等に成長するには、早い段階で貧困の連鎖を断ち切る周りの大人の助けが大事である。
  • 自分自身の生活を放棄している「セルフネグレクト」の状態にある人たちは、社会からとり残されている。こうした人たちとの関係性を地域の中でどう紡ぎあわせていくかが問われている。
  • 子どもの貧困の背景にある虐待的な養育は、前の代から引き継がれているものもある。学校から相談が上がってくることが多いが、家庭の金銭的な問題等を学校に知られたくない方もいるし、虐待であれば子どもの安全を守るために親を通さない必要がある場合もあるので、相談経路は多い方がいいと感じている。
  • 狭い町内でも貧困家庭が見えなかったが、フードバンク事業を始めて対象者と関係性ができてから、「今日飲ませるミルクがない」、「幼稚園にいっていないので、集団ルールが分からない。名前が書けない」、「お金がないので弁当は作らない。弁当の必要な遠足、野外活動は休ませる」との話を聴くことができ、現状を知った。
  • 親類など頼るところがない家庭のお母さんたちが一番困っていると感じているので、民生委員として手助けしたいが、情報が入ってこない。近所の顔見知りに知られたくないという思いもあるだろうが、それを飛び越えないと手助けできないこともあると感じている。
  • スクールソーシャルワーカーとしての教育を受ける権利を擁護する仕事の中で、貧困を目にし、支援することがあるが、その家庭はお金の使い方や優先順位を間違っているケースが多い。子どもには家庭環境と教育は欠かせないと感じている。

2.活動するうえでの課題について

  • 現場の人たちは一生懸命頑張っているが、現場に集中しすぎるあまり他の人材が育っていない。例えば、現場には助成金の申請等について詳しい人が少ないので、行政と現場をつなぐ役割ができる人材を育成してほしい。
  • 個人情報の問題でどこまで話していいのか分からず、本来、専門職の方と情報を共有しなければならないところが手薄になっていると感じる。本当に助けたい子どもを個人情報でがちがちに守りすぎていると、逆に守れないこともある。
  • 本来現場の人間が介入するべきではない地域におけるコーディネート活動にも、専門職の人材不足により、介入してしまうこともある。不足している専門職を養成、確保する必要がある。
  • 生活保護等について公的機関に繋ぐ際に、児童福祉に理解のある方が窓口にいてほしい。
  • 社会福祉協議会として困窮対策に力を入れる時に、地域福祉コーディネーターを入れたが、その方が申請書が書けて予算を取れる方であったので、対策が一気に進んだ。このような人材が増えることで、子どもたちも暮らしやすくなるのではないか。
  • 社会福祉協議会のコミュニティーソーシャルワーカーをキーマンに子どもの貧困を含めた全世代対応型の包括ケアをつくり、宮崎の一つのモデルとして展開していければと思う。
  • 民生委員は「つなぐ」ことを基に活動していて、社会福祉協議会、市の福祉課などとつながりを持っているので、困っている方に民生委員に話しをしてみるように勧めたり、直接情報を伝えたりするなど民生委員をもっと巻き込んでほしい。
  • 学校を福祉と教育の接点とし、福祉のみでなく教育的な取組として、子どもの貧困対策を行うことが今後大事になる。

3.みんなで行う子どもの貧困対策

  • ボランティアでの取組には限界があるので、人材、アイデア、遂行能力などを持つ民間企業の協力が大事。また、子どもの話は本来明るい話題であるはずなので、子どもの貧困対策を子どもが幸せになるような活動として打ち出し、大勢の人が関わりやすい環境づくりをおこなっていきたい。
  • 県が助成金のみでなく、一緒に事業をやってくれる企業とつなぐことで私たちを支えてくれているということが非常にありがたい。
  • 居場所づくりを社会福祉協議会でおこなっているが、そこに来る子どもたちは皆が貧困家庭ではなく、親が勤務中だから等の理由で居場所としてくる子どももいる。それぞれの家庭のニーズに合った居場所づくりが大事。
  • 困ったことがあっても、子どもは家庭のことを周りの友達に相談できないので、子どもがスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーに相談できる機会があるといい。
  • 認知症の方を対象とした「オレンジカフェ」と子ども食堂をそれぞれ月1回実施している地域があるが、運営主体が連携して誰でも来れるようにすると月2回実施することができるなど、既存のものを紡ぎ合わせることからはじめてもいいのではないか。
  • 一般的に福祉は暗いイメージなので、福祉を可愛く、かっこいいものにしていくために、いいイメージのある企業の力を取り込んでいくことも必要。
  • 子ども食堂は取っつきやすいので、地域でのプラットホームの一つになり得ると思う。また、行政には民間、団体、企業との連携をつなぐ役割を担ってほしい。
  • 子どもが年齢を重ねると、スクールソーシャルワーカーが引きこもりの子ども等を訪問する手段がなくなってしまうので、子どもが義務教育のうちに保護者を地域につなぐことが大事。
  • メディアをどう巻き込むかが課題。まずは、世間に問題や取組について知ってもらいたい。

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知事総括

  • 今日はそれぞれの活動を通じて思っていることや、いろんな御指摘、御示唆をいただいたことに感謝。
  • 子どもへの影響を察知し、問題の根本に対応する仕組みづくりを進めていきたい。
  • 皆さまには引き続き御尽力いただき、活動や経験を県内に広めていただきたいと思う。今後とも御支援、御協力をお願いする。

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お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

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