東北地方太平洋沖地震災害に係る知事メッセージ

発言

今回の東北地方太平洋沖地震につきましては、想定を遥かに上回る巨大地震、そして津波の発生により、東北地方を中心として、筆舌に尽くしがたいほどの甚大な被害が発生しております。

お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に衷心よりお見舞いを申し上げます。

本県では、昨年の口蹄疫、そして高病原性鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火という一連の災害の中で、全国から温かい御支援を賜り、様々な面にわたって助けていただくとともに、大いに勇気づけられ・励まされたところであります。

このような経験をした本県といたしましては、今回の地震・津波災害に際し、被災された地域の方々に、宮崎県として県民の皆様とともに、感謝の思いをもって、できる限りの支援をして参りたいと考えており、そのための組織「東北地方太平洋沖地震災害対応チーム」を県庁内に立ち上げたところであります。

なお、今回の地震・津波に関しましては、県内での人的被害はありませんでしたが、今後、想定されている規模の大きな余震をはじめ、東南海・南海地震や日向灘地震、さらには新燃岳の噴火等への備えも、今一度再確認をし、万全なものにしていくことが重要と考えております。

県民の皆様におかれましても、改めて、避難場所や避難経路の確認、非常持出品のチェック、津波ハザードマップの確認など「自助」の取組み、さらには、高齢者など災害時要援護者に対する支援など、自主防災組織等を中心とした「共助」の取組みを点検・実施していただきますようお願いいたします。

今後とも、被災地域への支援とともに、本県での地震・津波をはじめとする災害への備えにつきまして、御理解・御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。