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掲載開始日:2022年2月3日更新日:2023年7月1日

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宮崎県立こども療育センター

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所長あいさつ

日頃より、当療育センター運営に関し、御理解と御協力を賜り、誠にありがとうございます。
昨年から人類が今までに経験したことのない新型コロナウイルス感染症との戦いを余儀なくされています。世界中において都市閉鎖、緊急事態宣言などが発令され、いまだ予断を許さない状況です。医療機関や福祉施設では、その感染対策に追われ、クラスター発生におびえる毎日です。当センターも「医療型障害児入所施設」及び「医療型児童発達支援センター」としてその役割を果たしていくことが求められ、当然、新型コロナウイルス感染症への対策も重点課題の一つとなりました。令和2年7月に、県の新型コロナウイルス感染症対策補正予算として”県立こども療育センター感染症対策整備事業”322百万円が計上され、本年7月には、陰圧室を完備した経過観察室と3密対策等を考慮した集中療育室への改修工事が完了したところです。
さて、当センターは肢体不自由児を中心とした医療型障害児入所施設であるとともに、医療法による小児整形外科専門病院としての機能を併せもつ県内唯一の病院です。先天異常や小児特有の筋骨格系の疾患に対して、県全体を網羅し、専門的な治療を継続、強化しています。また、入所児の多くは、医療的ケアが必要な障がいが重度・重複化した重度心身障がい児で、その割合は年々増加しています。日頃より個々の医療的な情報を把握・共有し、宮崎大学病院や県立病院との連携を密に行なっています。また、センターを利用する障がい児やその家族の療育の場としての機能に加え、地域の障がい児やその家族の相談に応え、障がい児を預かる県内の施設への援助・助言が行えるように、社会福祉士や心理相談員等の配置など相談体制の強化を図っています。在宅支援として、短期入所等による家族支援、親子入所等による保護者の療育支援に努めています。気管切開など高度な医療的ケアの必要な在宅障がい児に対しても、その適応の拡大に努め、安全に安心して短期入所の利用ができるような体制を構築しているところです。より安全に、安心して利用していただけるよう職員一同努力していきたいと考えております。
終わりに、私自身、今年で50歳を迎え、医師としても四半世紀が経ってしまいました。当初は整形外科医として、主に救急外傷や骨折、人工関節などの治療をしておりました。派遣先の県立日南病院の時代に、当時の部長より股関節疾患と小児整形外科の指導を受け、小児整形外科分野の奥深さと大切さを学び、生涯の専門領域となりました。さらに平成21年に当センター赴任後は、前所長より“療育”という分野を指導していただき、その重要性と責任を感じながら継承し仕事を行なっているところです。微力ではありますが、センタースタッフと共に、障がいのあるなしにかかわらず子どもたちがいきいきと暮らせるような地域医療・福祉の一端を担えるよう、療育センターを盛り立てていきたいと思います。今後とも障がい児の療育にご理解とご協力をお願いいたします。最後に、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を祈念いたします。

令和3年7月所長川野彰裕

基本理念

『一人ひとりのこどもとその家族の幸せを願い、信頼される療育に努めます』

基本方針

わたしたちは、こどもの人権を尊重し育(はぐく)みます。

  1. わたしたちは、質の高い充実した医療・福祉サービスの提供に努めます。
  2. わたしたちは、利用者のより豊かな地域生活を支援します。

センター概要

パンフレット(JPG:353KB)

こども療育センターパンフレット

案内図

交通アクセス

【バス】宮崎交通宮崎大学・大学病院行き(福祉ゾーン経由)「福祉ゾーン」停留所下車

  • 宮交シティから約30分
  • 清武駅から約10分

【JR】日豊本線清武駅または日南線木花駅下車

お問い合わせ

県立こども療育センター  

〒889-1601 宮崎市清武町木原4257の8

ファクス:0985-85-6501

メールアドレス:kodomoryoiku-c@pref.miyazaki.lg.jp