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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2013年第3号

第15巻第3号[宮崎県第3週(1/14〜1/20)全国第2週(1/7〜1/13)] 

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県平成25年第3週の発生動向

定点医療機関からの報告総数は2,374人(定点あたり51.4)で、前週比149%と増加した。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は水痘であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】

  • 報告数は1,579人(26.8)で前週比316%と増加した。流行注意報レベル(10.0)を超えた。例年同時期の定点あたり平均値(28.1)と同程度である。小林(35.6)、延岡(34.7)、中央(32.0)、宮崎市(30.8)保健所の順に報告が多く、以上の地域では流行警報レベル開始基準値を超えている。年齢別では5歳以下が全体の33%、6〜9歳が20%、10〜14歳が17%、15〜19歳が6%、20歳代から50歳代が20%、60歳以上が4%を占めた。

【感染性胃腸炎】

  • 報告数は528人(14.7)で前週比110%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(23.6)の約6割である。日南(33.3)、小林(28.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。

基幹定点からの報告
  • 無菌性髄膜炎:都城(1人)保健所から報告された。患者は2歳で、病原体はRotavirus group unknown。
  • マイコプラズマ肺炎:延岡(1人)保健所から報告された。患者は7歳。
流行警報レベル開始基準値超過疾患

全数把握対象疾患

  • 1類感染症
    報告なし。
  • 2類感染症
    結核5例。
  • 3類感染症
    報告なし。
  • 4類感染症
    報告なし。
  • 5類感染症
    風しん1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜3週)

( )内は今週届出分、再掲

病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年1月20日までに検出

ノロウイルス検出情報

検出なし。(検査依頼なし)

全国第2週の発生動向

定点医療機関あたりの患者報告総数は27.7で、前週比218%と増加した。今週増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した疾患はなかった。

インフルエンザの報告数は59,194人(12.1)で、前週比309%と増加した。群馬県(27.7)、茨城県(25.9)、千葉県(22.5)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が24%、6〜9歳が13%、10〜14歳が11%、15〜19歳が7%、20歳以上が45%を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は26,463人(8.4)で、前週比194%と増加した。宮崎県(13.3)、広島県(13.2)、大分県・熊本県(12.8)からの報告が多く、年齢別では1歳から4歳で全体の約4割を占めた。

全数把握対象疾患(全国第2週)

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