
宮崎県感染症発生動向調査2013年第12号
第15巻第12号[宮崎県第12週(3/18〜3/24)全国第11週(3/11〜3/17)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県平成25年第12週の発生動向
定点医療機関からの報告総数は1,610人(定点あたり37.3)で、前週比97%と横ばいであった。
前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患は感染性胃腸炎と咽頭結膜熱であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
- 報告数は853人(14.5)で前週比115%と増加した。例年同時期の定点あたり平均値(11.9)の約1.2倍である。小林(27.6)、日南(23.0)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の23%、6〜9歳が28%、10〜14歳が31%、15〜19歳が5%、20歳代から50歳代が11%、60歳以上が2%を占めた。

基幹定点からの報告
- 無菌性髄膜炎:延岡(1人)保健所から報告された。患者は1ヶ月で、原因病原体は不明。
流行警報レベル開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核11例。
- 3類感染症
報告なし。
- 4類感染症
報告なし。
- 5類感染症
風しん2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2013年第1週〜12週)

( )内は今週届出分、再掲
病原体情報(衛生環境研究所微生物部 平成25年3月24日までに検出)
細菌
ウイルス(サーベイランス)

- 乳児の咽頭ぬぐい液からRSウイルスが検出された。
- 成人2名から風疹ウイルスが検出された。全国的に風疹が流行しており、30歳から49歳の男性での報告数が多い。
ノロウイスル検出情報
全国第11週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は24.4で、前週比90%と減少した。今週大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患はインフルエンザと水痘であった。
インフルエンザの報告数は40,091人(8.1)で、前週比78%と減少した。愛知県(22.5)、岐阜県(17.8)、山口県(17.5)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が26%、6〜9歳が27%、10〜14歳が19%、15〜19歳が3%、20歳代から50歳代が19%、60歳以上が6%を占めた。
全数把握対象疾患(全国第11週)

- 風しん:東京都(103例)、神奈川県(42例)、千葉県(23例)、大阪府(21例)からの報告が多い。
インフルエンザ情報《県内第12週、全国第11週(再掲)》
県内12週インフルエンザ発生動向
平成25年3月18日〜3月24日までの1週間で853人(定点あたり14.5)の報告があり、前週の約1.2倍に増加した(図1)。例年同時期の定点あたり平均値(11.9)の約1.2倍である。保健所別報告数を(図2)、年齢群別患者発生割合を(図3)に示す。

全国第11週インフルエンザ発生動向
平成25年3月11日〜3月17日までの1週間で40,091人(8.1)の報告があり、前週比78%と減少した。愛知県(22.5)、岐阜県(17.8)、山口県(17.5)からの報告が多く、年齢別では5歳以下が26%、6〜9歳が27%、10〜14歳が19%、15〜19歳が3%、20歳代から50歳代が19%、60歳以上が6%を占めた。
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