
宮崎県感染症発生動向調査2014年第12号
第16巻第12号[宮崎県第12週(3/17〜3/23)全国第11週(3/10〜3/16)
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県平成26年第12週の発生動向
・定点医療機関からの報告総数は2,071人(定点あたり44.9)で、前週比88%と減少した。前週に比べ大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
- 報告数は1,346人(22.8)で前週比86%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(12.3)の約1.9倍である。小林(43.4)、都城(36.5)保健所からの報告が多く、年齢別では5歳以下が全体の28%、6〜9歳が26%、10〜14歳が22%、15〜19歳が4%、20歳代〜50歳代が16%、60歳以上が4%を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
- 報告数は491人(13.6)で前週比88%と減少した。例年同時期の定点あたり平均値*(13.8)と同程度である。小林(46.7)保健所からの報告が多く、年齢別では3歳から6歳が全体の約40 %を占めた。

基幹定点からの報告
- 感染性胃腸炎(ロタウイルス):日南保健所管内から1人報告された。患者は1歳で群別不明。
流行警報レベル開始基準値超過疾患
全数把握対象疾患(12週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症
報告なし。
- 2類感染症
結核7例。
- 3類感染症
報告なし。
- 4類感染症
A型肝炎1例。
- 5類感染症
侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2014年第1週〜12週)

( )内は今週届出分、再掲
病原体情報(衛生環境研究所微生物部 2014年3月23日までに検出)
ウイルス
細菌
全国第11週の発生動向
定点医療機関あたりの患者報告総数は35.1で、前週比100%と横ばいであった。今週大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患は水痘であった。
インフルエンザの報告数は112,833人(22.8)で、前週比99%と横ばいであった。福井県(46.2)、岩手県(41.3)、宮城県(39.8)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の26%、6〜9歳が30%、10〜14歳が22%、15〜19歳が3%、20歳代〜50歳代が16%、60歳以上が3%を占めた。
全数把握対象疾患(全国第11週)
インフルエンザ情報《県内第12週、全国第11週(再掲)》
県内第12週インフルエンザ発生動向
平成26年3月17日〜3月23日までの1週間で1,346人(定点あたり22.8)の報告があり、前週の約9割に減少した(図1)。例年同時期の定点あたり平均値(12.3)の約1.9倍である。保健所別報告数の推移を(図2)、年齢群別報告数の推移を(図3)に示す。

全国第11週インフルエンザ発生動向
平成26年3月10日〜3月16日までの1週間で112,833人(定点あたり22.8)があり、前週比99%と横ばいであった。福井県(46.2)、岩手県(41.3)、宮城県(39.8)からの報告が多く、年齢別では、5歳以下が全体の26%、6〜9歳が30%、10〜14歳が22%、15〜19歳が3%、20歳代〜50歳代が16%、60歳以上が3%を占めた。
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