伝染性紅斑(りんご病)に注意しましょう。(9月22日〜9月28日)
伝染性紅斑(りんご病)の報告数は先週と比べ減少していますが、依然として流行警報レベル開始基準値(2)を超えています。
10〜20日の潜伏期間の後、両頬に赤い発疹が出現し、続いて体に網目状の発疹が現れ1週間程度で消失します。発疹が現れる7〜10日くらい前には風邪症状が出ることが多く、発疹が現れる頃には感染力は弱まっています。
患者の咳などの飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことや触れた手指を介して感染します。予防には、石けんでのこまめな手洗いや咳エチケットが有効です。子どもに多い病気ですが、大人も感染します。特に、妊婦が感染すると流産や胎児への影響が心配されますので、風邪症状がある人との接触はできるだけ控えましょう。