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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第11号

第18巻11号[宮崎県第11週(3/14〜3/20)全国第10週(3/7〜3/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県2016年第11週の発生動向

全数報告の感染症(11週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:A型肝炎1例。
  • 5類感染症:侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜第11週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は2,384人(定点当たり51.0)で、前週比75%と減少した。前週に比べ増加した主な疾患は伝染性紅斑と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
・報告数は1,664人(28.2)で、前週比67%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値(13.6)の約2.1倍であった。宮崎市(37.4)、中央(36.0)、日南(30.6)保健所からの報告が多く、年齢群別では5歳未満が全体の24%、5-9歳が34%、10-14歳が23%、15-19歳が3%、20-59歳が13%、60歳以上が3%を占めた。詳細後述。
※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【流行性耳下腺炎】
・報告数は98人(2.7)で、前週比110%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値(0.88)の約3.1倍であった。延岡(9.0)、小林(7.3)保健所からの報告が多く、年齢別では3〜5歳が全体の約6割を占めた。

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:延岡保健所から1例報告があった。5〜9歳であった。
○マイコプラズマ肺炎:宮崎市保健所から2例報告があった。0〜4歳が1例、5〜9歳が1例であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市保健所から2例、高鍋及び日向保健所から1例ずつ報告があった。0〜4歳が3例、5〜9歳が1 例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第10週の発生動向

全数報告の感染症(全国第10週)
定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比85%と減少した。前週と比較して主に増加した疾患は流行性耳下腺炎とマイコプラズマ肺炎で、減少した主な疾患はインフルエンザと伝染性紅斑であった。

インフルエンザの報告数は139,683人(28.2)で前週比80%と減少した。愛媛県(44.3)、愛知県(44.1)、宮崎県(41.9)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が19%、5-9歳が35%、10-14歳が19%、15-19歳が4%、20-59歳が18%、60歳以上が5%であった。

伝染性紅斑の報告数は1,342人(0.42)で前週比86%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値(0.27)の約1.5倍であった。秋田県・山形県(各2.3)からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約半数を占めた。

インフルエンザ情報《県内第11週、全国第10週(再掲)》

県内第11週インフルエンザ発生動向

2016年3月14日〜3月20日までの1週間で1,664人(定点当たり28.2)の報告があった。前週の約0.7倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値(13.6)の約2.1倍であった(図1)。宮崎市(37.4)、中央(36.0)、日南(30.6)保健所からの報告が多く(図2)、5歳未満が全体の24%、5-9歳が34%、10-14歳が23%、15-19歳が3%、20-59歳が13%、60歳以上が3%を占めた(図3)。

全国第10週インフルエンザ発生動向

2016年3月7日〜3月13日までの1週間で139,683人(28.2)で前週比80%と減少した。愛媛県(44.3)、愛知県(44.1)、宮崎県(41.9)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が19%、5-9歳が35%、10-14歳が19%、15-19歳が4%、20-59歳が18%、60歳以上が5%であった。

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