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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2016年第13号

第18巻13号[宮崎県第13週(3/28〜4/3)全国第12週(3/21〜3/27)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第13週の発生動向

全数報告の感染症(13週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:種性クリプトコックス症1例

全数把握対象疾患累積報告数(2016年第1週〜第13週)

( )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は1,434人(定点当たり35.9)で、前週比99%とほぼ横ばいであった。前週に比べ増加した主な疾患は流行性耳下腺炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は784人(13.3)で、前週比88%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(11.9)の約1.1倍であった。年齢群別では5歳未満が全体の22%、5-9歳が34%、10-14歳が16%、15-19歳が4%、20-59歳が18%、60歳以上が6%を占めた。

※ 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

【感染性胃腸炎】
報告数は371人(10.3)で、前週比109%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.1)の約0.9倍であった。日南(25.7)、小林(20.3)保健所からの報告が多く、年齢別では1〜5歳が全体の約6割を占めた。

【流行性耳下腺炎】
報告数は102人(2.8)で、前週比110%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.95)の約3.0倍であった。延岡(9.3)、小林(6.3)保健所からの報告が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約5割を占めた。

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:延岡保健所から1例報告があった。15〜19歳であった。
○マイコプラズマ肺炎:宮崎市保健所から1例報告があった。5〜9歳であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):宮崎市保健所から2例、延岡保健所から1例、日向保健所から2例報告があった。0〜4歳が5例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国第12週の発生動向

全数報告の感染症(全国第12週)
定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比72%と減少した。前週と比較して大きく増加した疾患はなかった。減少した主な疾患はインフルエンザと伝染性紅斑であった。

インフルエンザの報告数は68,369人(13.8)で前週比65%と減少した。福井県(24.3)、北海道(21.5)、岩手県(20.7)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が19%、5-9歳が32%、10-14歳が18%、15-19歳が4%、20-59歳が21%、60歳以上が6%であった。

インフルエンザ情報《県内第13週、全国第12週(再掲)》

県内第13週インフルエンザ発生動向

2016年3月28日〜4月3日までの1週間で784人(定点あたり13.3)の報告があった。前週の約0.9倍と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(11.9)の約1.1倍であった(図1)。保健所別推移を図2に示す。年齢群別では5歳未満が全体の22%、5-9歳が34%、10-14歳が16%、15-19歳が4%、20-59歳が18%、60歳以上が6%を占めた。(図3)

全国第12週インフルエンザ発生動向

2016年3月21日〜3月27日までの1週間で68,369人(13.8)で前週比65%と減少した。福井県(24.3)、北海道(21.5)、岩手県(20.7)からの報告が多い。年齢群別では5歳未満が19%、5-9歳が32%、10-14歳が18%、15-19歳が4%、20-59歳が21%、60歳以上が6%であった。

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