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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2017年第47号

第19巻47号[宮崎県第47週(11/20〜11/26)全国第46週(11/13〜11/19)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

宮崎県第47週の発生動向

全数報告の感染症(47週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病4例、日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:播種性クリプトコックス症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜47週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関からの報告総数は820人(定点当たり21.8)で、前週比101%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザとA溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱とヘルパンギーナである。

インフルエンザ・小児科定点からの報告

【インフルエンザ】
報告数は189人(3.2)で、前週比278%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(0.13)の約25倍である。日南(21.4)保健所からの報告が多く、年齢別は5〜9歳が全体の約4割を占めた。

【感染性胃腸炎】
報告数は321人(8.9)で、前週比94%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(16.9)の約0.5倍である。都城(13.2)、延岡(10.8)、小林(10.7)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜3歳が全体の約半数を占めた。

【咽頭結膜熱】
報告数は63人(1.8)で、前週比76%と減少したが、例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約1.6倍である。中央(8.0)、小林(4.7)、都城(3.2)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜3歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

報告なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患

全国2017年第46週の発生動向

全数報告の感染症(全国第46週)

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比108%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と流行性耳下腺炎である。

インフルエンザの報告数は3,799人(0.77)で前週比148%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(0.47)の約1.6倍である。沖縄県(4.1)、長崎県(3.3)、宮城県(1.9)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約4割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は15,436人(4.9)で前週比115%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(8.2)の約0.6倍である。愛媛県(11.1)、宮崎県(9.5)、富山県(9.2)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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