
宮崎県感染症発生動向調査2017年第51号
第19巻51号[宮崎県第51週(12/18〜12/24)全国第50週(12/11〜12/17)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第51週の発生動向
全数報告の感染症(51週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核4例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:つつが虫2例。
- 5類感染症:アメーバ赤痢1例、急性脳炎1例、梅毒2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2017年第1週〜51週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は2,216人(定点当たり47.8)で、前週比131%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と水痘である。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
報告数は1,536人(26.0)で、前週比191%と増加しており、例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約8倍である。日南(47.6)、高鍋(31.7)、宮崎市(29.5)、日向(29.3)保健所からの報告が多く、年齢別は5〜9歳が全体の約4割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は418人(11.6)で、前週比112%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(20.1)の約0.6倍である。中央(27.0)、小林(23.7)、日南(21.0)保健所からの報告が多く、年齢別は1〜3歳が全体の約4割を占めた。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
全国2017年第50週の発生動向
全数報告の感染症(全国第50週)
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比121%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病とヘルパンギーナである。
インフルエンザの報告数は36,664人(7.4)で前週比182%と増加し、例年同時期の定点当たり平均値*(3.4)の約2.2倍である。長崎県(18.9)、岡山県、宮崎県(13.6)からの報告が多く、年齢別では5〜9歳が全体の約4割を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は27,353人(8.7)で前週比111%と増加したが、例年同時期の定点当たり平均値*(14.8)の約0.6倍である。大分県(16.3)、愛媛県(14.6)、埼玉県(13.2)からの報告が多く、年齢別では1〜4歳が全体の約半数を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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