
宮崎県感染症発生動向調査2020年第8号
第22巻第8号[宮崎県8週(2/17〜2/23)全国第7週(2/10〜2/16)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所
宮崎県第8週の発生動向
全数報告の感染症(8週までに新たに届出のあったもの)
- 1 類感染症:報告なし。
- 2 類感染症:結核1 例。
- 3 類感染症:報告なし。
- 4 類感染症:報告なし。
- 5 類感染症:百日咳1 例。

全数把握対象疾患累積報告数(2020年第1週〜8週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関からの報告総数は834 人(定点当たり 21.0)で、前週比79%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は182 人(5.1)で、前週比98%とほぼ横ばいであった。 例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約2.2 倍であった。宮崎市(9.8)、小林(7.0)、日南 (6.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では3〜6 歳が全体の約半数を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は336 人(9.3)で、前週比83%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.8)とほぼ同程度であった。都城(14.8)、日南、中央(各13.0)保健所からの報告が多く、年齢群別では1〜3 歳が全体の約4 割を占めた。


*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値
基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値超過疾患
全国2020年第7週の発生動向
全数報告の感染症(全国第7週)
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比88%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
感染性胃腸炎の報告数は18,161 人(5.7)で前週比90%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*
(5.9)とほぼ同程度であった。香川県(12.4)、宮崎県(11.2)、鹿児島県(10.0)からの報告が多く、年齢群別では1〜4 歳が全体の約半数を占めた。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は10,328 人(3.3)で前週比92%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約1.2 倍であった。石川県(8.2)、福岡県(7.5)、新潟県、富山県(各7.3)からの報告が多く、年齢群別では4〜6 歳が全体の4 割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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