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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第4号

第24巻第4号 [宮崎県第4週 (1/24〜1/30) 全国第3週(1/17〜1/23)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第4週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が2,623例あり、2022年の累積報告数は5,206例となった。1週当たりの報告数としては、前週の1,899例を超え過去最多となった。
全数報告の感染症(4週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病1例。
  • 5類感染症:梅毒2例。


新型インフルエンザ等感染症(4週までに新たに届出のあったもの)

○新型コロナウイルス感染症2,623例:保健所、年齢別報告数及び主な症状は表のとおりであった。

全数把握対象疾患累積報告数(2021年第1週〜第4週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は656人(定点当たり18.6)で、前週比89%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は145人(4.0)で、前週比111%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.95)の約4.2倍であった。宮崎市(8.3)、中央(7.0) 、日南(5.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は3歳以下が全体の約9割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は378人(10.5)で、前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(11.6)の約0.9倍であった。高鍋(19.5)、小林(13.0)、宮崎市(11.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和4年1月31日までに検出)

細菌

ウイルス

なし。

全国2022年第3週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比119%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は1,566人(0.50)で前週比161%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.34)の約1.5倍であった。長崎県(5.1)、宮崎県(3.6)、熊本県(3.1)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は25,181人(8.0)で前週比121%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.7)の約1.4倍であった。大分県(18.8)、山形県(18.2)、宮崎県(12.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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