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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第6号

第24巻第6号 [宮崎県第6週(2/7〜2/13) 全国第5週(1/31〜2/6)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第6週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が1,775例あり、2022年の累積報告数は9,340例となった。
全数報告の感染症(6週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:ウイルス性肝炎1例、梅毒2例、破傷風1例。


新型インフルエンザ等感染症(6週に新たに届出のあったもの)

○新型コロナウイルス感染症1,775例:保健所、年齢別報告数及び主な症状は表のとおりであった。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第6週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は453人(定点当たり13.3)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は95人(2.6)で、前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.95)の約2.8倍であった。中央(9.0)、宮崎市(5.1)、高鍋(3.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は283人(7.9)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(10.3)の約0.8倍であった。中央(16.0)、日南(11.7)、高鍋(10.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

全国2022年第5週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比82%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は咽頭結膜熱と流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症、手足口病及びヘルパンギーナであった。

RSウイルス感染症の報告数は1,050人(0.34)で前週比69%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.35)とほぼ同率であった。宮崎県(3.5)、富山県(2.2)、熊本県(1.8)からの報告が多く、年齢群別では3歳以下が全体の約9割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は17,903人(5.7)で前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.4)の約1.1倍であった。大分県(14.9)、福井県(11.6)、山形県(11.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

月報告対象疾患の発生動向 <2021年1月>

性感染症

【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は33人(2.5)で、前月比67%と減少した。また、昨年1月(3.5)の約0.7倍であった。

《疾患別》

  • 性器クラミジア感染症:報告数19人(1.5)で、前月の約0.8倍、昨年1月の約0.9倍であった。
    20歳代が全体の約半数を占めた。(男性7人・女性12人)
  • 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数4人(0.31)で、前月の0.5倍、昨年1月の0.4倍であった。(女性4人)
  • 尖圭コンジローマ:報告なし。
  • 淋菌感染症:報告数10人(0.77)で前月の約0.7倍、昨年1月の約0.8倍であった。(男性4人・女性6人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,422人(4.5)で、前月比97%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,361人(2.4)で前月比97%、性器ヘルペスウイルス感染症760人(0.78)で前月比96%、尖圭コンジローマ420人(0.43)で前月比98%、淋菌感染症881人(0.90)で前月比99%であった。

薬剤耐性菌

【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は27人(3.9)で、前月比169%と増加した。また、昨年1月(2.9)の約1.4倍であった。

《疾患別》

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数26人(3.7)で、前月の約1.6倍、昨年1月の1.3倍であった。70歳以上が全体の約7割を占めた。
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告数1人(0.14)であった。(前月及び昨年1月報告なし)
  • 薬剤耐性緑膿菌感染症 :報告なし。

【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,266人(2.7)で、前月比100%と横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,208人(2.5)で前月比101%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症44人(0.09)で前月比69%、薬剤耐性緑膿菌感染症14人(0.03)で前月比100%であった。

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