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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第7号

第24巻第7号 [宮崎県第7週(2/14〜2/20) 全国第6週(2/7〜2/13)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県健康増進課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第7週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(全数報告の感染症)の報告が宮崎市、日南保健所管内からあった。患者は70歳代と80歳代のいずれも女性で、ダニの刺し口は確認できなかった。また、70歳代の女性は、2月初旬に発症し、2月中旬に死亡した。県内での報告は、累計89例となった。
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が1,528例あり、2022年の累積報告数は10,868例となった。
全数報告の感染症(7週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核1例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:E型肝炎1例、重症熱性血小板減少症候群2例。
  • 5類感染症:カルバペネム耐性腸内細菌感染症1例、梅毒1例。


新型インフルエンザ等感染症(7週に新たに届出のあったもの)

○新型コロナウイルス感染症1,528例:保健所、年齢別報告数及び主な症状は表のとおりであった。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第7週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は372人(定点当たり10.6)で、前週比80%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患はRSウイルス感染症、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【RSウイルス感染症】

報告数は70人(1.9)で、前週比74%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約1.9倍であった。中央(12.0)、宮崎市(3.6)、日南(3.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は250人(6.9)で、前週比88%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.7)の約0.7倍であった。日向(11.0)、都城(9.7)、日南(8.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から3歳が全体の約半数を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし。

全国2022年第6週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比79%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患は手足口病、ヘルパンギーナ及び流行性耳下腺炎であった。

RSウイルス感染症の報告数は824人(0.26)で前週比76%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.34)の約0.8倍であった。宮崎県(2.6)、富山県(2.1)、熊本県(1.5)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から2歳が全体の約7割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は14,269人(4.6)で前週比79%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.0)の約0.9倍であった。大分県(14.0)、愛媛県(9.0)、宮崎県、鹿児島県(7.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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