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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第35号

第24巻第35号 [宮崎県第35週(8/29〜9/4) 全国第34週(8/22〜8/28)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第35週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が10,845例あり、先週(16,755例)の約0.6倍となった。2022年の累積報告数は169,538例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
全数報告の感染症(35週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
  • 4類感染症:日本紅斑熱1例。
  • 5類感染症:ジアルジア症1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒2例。


全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第35週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は250人(定点当たり7.9)で、前週比107%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】

報告数は142人(3.9)で、前週比119%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.9)の約0.7倍であった。小林(7.3)、中央(7.0)、都城(5.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から1歳が全体の約3割を占めた。

【手足口病】

報告数は54人(1.5)で、前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約0.9倍であった。中央(3.0)、宮崎市(2.9)、日南、小林(1.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から2歳が全体の約7割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:日南保健所より1例報告があり、年齢は10歳代であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし

全国2022年第34週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比118%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病、ヘルパンギーナ及び流行性耳下腺炎で、減少した主な疾患は水痘であった。

手足口病の報告数は10,397人(3.3)で前週比123%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.1)の約1.6倍であった。山形県(10.8)、宮城県(8.8)、北海道(7.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。

ヘルパンギーナの報告数は2,465人(0.79)で前週比158%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.97)と約0.8倍であった。山形県(6.2)、北海道(2.3)、新潟県(1.5)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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