
宮崎県感染症発生動向調査2022年第39号
第24巻第39号 [宮崎県第39週(9/26〜10/2) 全国第38週(9/19〜9/25)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和4年第39週の発生動向
トピックス
- 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が1,841例あり、先週(4,020例)の約0.5倍となった。2022年の累積報告数は189,651例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
全数報告の感染症(39週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核5例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症4例。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:梅毒1例、播種性クリプトコックス症1例、百日咳1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第39週)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は256人(定点当たり7.5)で、前週比113%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎及びヘルパンギーナで、減少した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【感染性胃腸炎】
報告数は138人(3.8)で、前週比118%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.3)の約0.7倍であった。小林(7.3)、日向(6.5)、日南(5.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から2歳が全体の約4割を占めた。
【手足口病】
報告数は32人(0.89)で、前週比78%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約0.5倍であった。宮崎市(1.9)、都城(1.5)、高千穂(1.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から2歳が全体の約9割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
全国2022年第38週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比71%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は特になく、減少した主な疾患は咽頭結膜熱、水痘、伝染性紅斑及びヘルパンギーナであった。
感染性胃腸炎の報告数は5,156人(1.6)で前週比77%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約0.6倍であった。大分県(4.1)、宮崎県(3.3)、福井県、愛媛県、福岡県(2.8)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約4割を占めた。
手足口病の報告数は7,102人(2.3)で前週比66%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約1.5倍であった。山形県(6.5)、宮城県(5.7)、福島県(4.1)からの報告が多く、年齢群別では1歳から3歳が全体の約8割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
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