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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2022年第51号

第24巻第51号 [宮崎県第51週(12/19〜12/25) 全国第50週(12/12〜12/18)]
※次回の感染症週報は、年末年始のため1月13日掲載となります。

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和4年第51週の発生動向

トピックス
  • 新型コロナウイルス感染症(新型インフルエンザ等感染症)の報告が13,572例あり、先週(9,962例)の約1.4倍であった。2022年の累積報告数は242,288例となった。※詳細は宮崎県新型コロナウイルス感染症特設サイトを御覧ください。
  • インフルエンザ(定点把握対象の疾患)
    インフルエンザの報告数が先週と比べて約4.6倍と増加している。宮崎県全体の定点当たりの報告数は0.95と流行期の目安である「1」に近い値となり、患者が確認された地域も拡がっている。特に、日南(4.0)、宮崎市(1.6)、小林(1.3)保健所管内からの定点当たりの報告数は流行期の目安を超えており、今後の動向に注意が必要である。
    なお、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザともに咳やくしゃみの飛沫に含まれるウイルスを吸い込んだり、接触したりすることで感染するため、症状がある時は、マスクの着用など咳エチケットを心がけ、外出は必要最小限にし、人混みを避けることも大切である。
全数報告の感染症(51週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核4例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:つつが虫病4例、レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:侵襲性インフルエンザ菌感染症1例、梅毒5例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2022年第1週〜第51週)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は377人(定点当たり10.9)で、前週比119%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、RSウイルス感染症及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は咽頭結膜熱と手足口病であった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】

報告数は55人(0.95)で、前週比458%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.3)の約0.1倍であった。日南(4.0)、宮崎市(1.6)、小林(1.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は別グラフに示す。

【RSウイルス感染症】

報告数は41人(1.1)で、前週比241%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.84)の約1.4倍であった。小林(5.0)、宮崎市(1.6)、都城(1.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から4歳が全体の約8割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

なし

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

なし

全国2022年第50週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比111%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザと咽頭結膜熱で、減少した主な疾患はRSウイルス感染症、手足口病及びヘルパンギーナであった。

RSウイルス感染症の報告数は1,498人(0.48)で前週比89%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.45)の約1.1倍であった。福島県(2.7)、山形県(1.7)、宮城県(1.5)からの報告が多く、年齢群別では3歳以下が全体の約9割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は15,600人(5.0)で前週比113%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.9)の約0.7倍であった。福井県(14.0)、埼玉県(10.2)、東京都(9.6)からの報告が多く、年齢群別では1歳から5歳が全体の約6割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

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