
宮崎県感染症発生動向調査2024年第12号
第26巻第12号 [宮崎県第12週 (3/18〜3/24) 全国第11週(3/11〜3/17)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和6年第12週の発生動向
全数報告の感染症(12週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核1例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、後天性免疫不全症候群1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第12週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は1,575人(定点当たり33.2)で、前週比95%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症で、減少した主な疾患はインフルエンザと感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は362人(6.2)で、前週比110%と増加した。中央(20.5)、日向(8.8)、都城(7.6)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約4割を占めた。
【インフルエンザ】
報告数は684人(11.8)で、前週比87%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約6.5倍であった。延岡(19.6)、日南(17.8)、中央(15.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は202人(5.6)で、前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約3.3倍であった。小林(7.3)、高千穂(7.0)、宮崎市(6.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳から6歳が全体の約3割を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
全国2024年第11週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症と手足口病で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。
インフルエンザの報告数は85,162人(17.3)で前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.7)の約6.4倍であった。新潟県(38.0)、石川県(36.7)、北海道(33.7)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。
新型コロナウイルス感染症の報告数は30,316人(6.2)で前週比94%と減少した。宮城県(12.0)、新潟県(11.4)、岩手県(11.3)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約3割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
インフルエンザ情報《県内第12週、全国第11週(再掲)》
県内第12週インフルエンザ発生動向
3月18日〜3月24日までの1週間で684人(11.8)の報告があった。前週比87%と減少し、例年同時期の定点当たり平均値*(1.8)の約6.5倍であった。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均値

全国第11週インフルエンザ発生動向
3月11日〜3月17日までの1週間で85,162人(17.3)の報告があった。前週比107%と増加し、新潟県(38.0)、石川県(36.7)、北海道(33.7)からの報告が多かった。年齢群別では5歳未満が全体の10%、5-9歳が40%、10-14歳が32%、15-19歳が7%、20-59歳が10%、60歳以上が1%であった。
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