
宮崎県感染症発生動向調査2024年第17号
第26巻第17号 [宮崎県第17週 (4/22〜4/28) 全国第16週(4/15〜4/21)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和6年第17週の発生動向
全数報告の感染症(17週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:報告なし。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:レジオネラ症1例。
- 5類感染症:梅毒1例、百日咳7例。

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第17週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は845人(定点当たり21.2)で、前週比114%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザとRSウイルス感染症及び咽頭結膜熱であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は173人(3.0)で、前週比104%とほぼ横ばいだった。高千穂(7.5)、日南(6.0)、延岡(5.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が約半数だった。
【インフルエンザ】
報告数は59人(1.0)で、前週比84%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.61)の約1.7倍であった。日南(2.6)、宮崎市(1.3)・延岡(1.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満がほとんどだった。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は218人(6.1)で、前週比118%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約3.8倍であった。日南(11.7)、小林(10.0)、延岡(6.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は3歳から7歳が全体の約半数を占めた。
*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和6年4月29日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2024年第16週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比105%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症であった。
インフルエンザの報告数は9,105人(1.9)で前週比69%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.90)の約2.1倍であった。山形県(6.5)、新潟県(4.8)、山梨県(4.4)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約7割を占めた。
新型コロナウイルス感染症の報告数は17,937人(3.6)で前週比98%とほぼ横ばいだった。岩手県(7.2)、青森県(7.1)、秋田県(6.9)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約3割を占めた。
* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値
新型コロナウイルス感染症情報《県内第17週、全国第16週(再掲)》
県内第17週新型コロナウイルス感染症発生動向
4月22日〜4月28日までの1週間で173人(3.0)の報告があった。前週比104%と横ばいで、高千穂(7.5)、日南(6.0)、延岡(5.1)保健所管内からの報告が多かった。

全国第16週新型コロナウイルス感染症発生動向
4月15日〜4月21日までの1週間で17,937人(3.6)の報告があった。前週比98%と横ばいで、岩手県(7.2)、青森県(7.1)、秋田県(6.9)からの報告が多かった。年齢群別では15歳未満が全体の約3割を占めた。
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