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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2024年第25号

第26巻第25号 [宮崎県第25週 (6/17〜6/23) 全国第24週(6/10〜6/16)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和6年第25週の発生動向

トピックス
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
    (全数報告の感染症)の報告が延岡保健所管内からあった。患者は70歳代の男性で、ダニの刺し口は確認できなかった。県内での報告は、累計115例となった。
全数報告の感染症(25週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:重症熱性血小板減少症候群症1例、レジオネラ症1例。
  • 5類感染症:梅毒1例、播種性クリプトコックス症1例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第25週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,284人(定点当たり31.3)で、前週比113%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症及び手足口病で、減少した疾患は感染性胃腸炎だった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】

報告数は429人(7.4)で、前週比128%と増加した。日南(13.6)、都城(9.9)、中央(9.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が約3割だった。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は253人(7.0)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約5倍であった。宮崎市(10.3)、高鍋(8.3)、中央(8.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は5歳から7歳が全体の約4割を占めた。

【手足口病】

報告数は180人(5.0)で、前週比120%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.7)の約2.9倍であった。延岡(13.8)、小林(7.3)、宮崎市(4.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は6ヵ月から3歳が全体の約9割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

○無菌性髄膜炎:延岡保健所より1例報告があり、年齢は0〜4歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和6年6月24日までに検出)

細菌

報告なし

ウイルス

報告なし

全国2024年第24週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患は手足口病、ヘルパンギーナで、減少した主な疾患はインフルエンザ、RSウイルス感染症及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

新型コロナウイルス感染症の報告数は20,561人(4.2)で前週比104%とほぼ横ばいであった。沖縄県(18.1)、鹿児島県(8.6)、佐賀県(7.3)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約2割を占めた。

手足口病の報告数は14,863人(4.7)で前週比123%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.1)の約4.4倍であった。三重県(10.9)、石川県(10.6)、鹿児島県(10.4)からの報告が多く、年齢群別では6ヵ月から3歳が全体の約8割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

新型コロナウイルス感染症情報《県内第25週、全国第24週(再掲)》

県内第25週新型コロナウイルス感染症発生動向

6月17日〜6月23日までの1週間で429人(7.4)の報告があった。前週比128%と増加し、日南(13.6)、都城(9.9)、中央(9.0)保健所管内からの報告が多かった。

全国第24週新型コロナウイルス感染症発生動向

6月10日〜6月16日までの1週間で20,561人(4.2)の報告があった。前週比104%とほぼ横ばいで、沖縄県(18.1)、鹿児島県(8.6)、佐賀県(7.3)からの報告が多かった。年齢群別では15歳未満が全体の約2割を占めた。

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