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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2024年第40号

第26巻第40号 [宮崎県第40週 (9/30〜10/6) 全国第39週(9/23〜9/29)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和6年第40週の発生動向

全数報告の感染症(40週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症3例。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:アメーバ赤痢1例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒3例、百日咳2例。

 

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第40週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1018人(定点当たり28.6)で、前週比124%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎及び手足口病で、減少した主な疾患はヘルパンギーナであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】

報告数は149人(2.6)で、前週比108%と増加した。高千穂(11.5)、延岡(6.0)、都城(2.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約2割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は132人(3.7)で、前週比143%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約2.4倍であった。宮崎市(6.5)、延岡(4.8)、日南(4.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳から7歳が全体の約4割を占めた。

【手足口病】

報告数は416人(11.6)で、前週比141%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.5)の約4.7倍であった。宮崎市(19.3)、中央(18.0)、日南(13.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約7割を占めた。

*過去5年間の当該週、前週、後週(計15週)の平均

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:高鍋(5例)、日向(3例)、宮崎市(2例)、延岡(2例)保健所から報告があった。年齢は5〜9歳が8例、10〜14歳が2例、0〜4歳が1例、15〜19歳が1例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2024年第39週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比97%とほぼ横ばいであった。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、手足口病、マイコプラズマ肺炎で、減少した主な疾患は新型コロナウイルス感染症、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及びヘルパンギーナであった。

新型コロナウイルス感染症の報告数は17,674人(3.6)で前週比82%と減少した。宮城県(6.0)、岩手県(5.8)、茨城県(5.7)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約2割を占めた。

手足口病の報告数は25,493人(8.1)で前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.4)の約6倍であった。愛媛県(23.2)、富山県(21.4)、宮城県(19.3)からの報告が多く、年齢群別では1歳から5歳が全体の約7割を占めた。

* 過去5年間の当該週、前週、後週(計15 週)の平均値

新型コロナウイルス感染症情報《県内第40週、全国第39週(再掲)》

県内第40週新型コロナウイルス感染症発生動向

9月30日〜10月6日までの1週間で149人(2.6)の報告があり、前週比108%と増加した。高千穂(11.5)、延岡(6.0)、都城(2.8)保健所管内からの報告が多かった。

全国第39週 新型コロナウイルス感染症発生動向

9月23日〜9月29日までの1週間で17,674人(3.6)の報告があり、前週比82%と減少した。宮城県(6.0)、岩手県(5.8)、茨城県(5.7)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約2割を占めた。

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