
宮崎県感染症発生動向調査2024年第47号
第26巻第47号 [宮崎県第47週(11/18〜11/24) 全国第46週(11/11〜11/17)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和6年第47週の発生動向
全数報告の感染症(47週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核1例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1例。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:梅毒4例、播種性クリプトコックス症1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第47週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は886人(定点当たり25.4)で、前週比102%とほぼ横ばいであった。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
報告数は159人(2.7)で、前週比137%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.5)の約1.8倍であった。延岡(7.6)、中央(3.5)、都城(2.9)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約7割を占めた。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は29人(0.5)で、前週比83%と減少した。高千穂(1.5)、延岡(1.3)、日向(0.7)保健所からの報告が多く、年齢群別は10歳未満が全体の約3割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は235人(6.5)で、前週比138%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(11.5)の約0.6倍であった。中央(19.0)、日南(15.7)、延岡(9.8)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から6歳が全体の約8割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:報告数は14例(定点当たり2.0)で、前週比約0.9倍と減少した。宮崎市(6例)、日向(6例)、高鍋(2例)保健所から報告があった。年齢は5〜9歳が6例、10〜14歳が6例、0〜4歳が2例であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和6年11月25日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2024年第46週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比110%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。
インフルエンザの報告数は9,309人(1.9)で前週比177%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.0)の約2倍であった。沖縄県(5.0)、福岡県(3.5)、山形県(3.3)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約6割を占めた。
新型コロナウイルス感染症の報告数は9,406人(1.9)で前週比129%と増加した。秋田県(6.3)、岩手県(5.6)、北海道(4.8)からの報告が多く、年齢群別では60歳以上が全体の約4割を占めた。
手足口病の報告数は13,079人(4.2)で前週比73%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.9)の約4.8倍であった。宮崎県(9.4)、鹿児島県(8.9)、岩手県(8.2)からの報告が多く、年齢群別では1歳から5歳が全体の約7割を占めた。
マイコプラズマ肺炎の報告数は1,363人(2.8)で前週比117%と増加した。福井県(8.8)、青森県(5.0)、茨城県(4.9)からの報告が多く、本県の定点当たりの報告数は2.3であった。全国の年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
新型コロナウイルス感染症情報《県内第47週、全国第46週(再掲)》
県内第47週新型コロナウイルス感染症発生動向
11月18日〜11月24日までの1週間で29人(0.5)の報告があり、前週比83%と減少した。高千穂(1.5)、延岡(1.3)、日向(0.7)保健所管内からの報告が多かった。

全国第46週 新型コロナウイルス感染症発生動向
11月11日〜11月17日までの1週間で9,406人(1.9)の報告があり、前週比129%と増加した。秋田県(6.3)、岩手県(5.6)、北海道(4.8)からの報告が多く、年齢群別では60歳以上が全体の約4割を占めた。
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