
宮崎県感染症発生動向調査2024年第48号
第26巻第48号 [宮崎県第48週(11/25〜12/1) 全国第47週(11/18〜11/24)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和6年第48週の発生動向
全数報告の感染症(48週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:つつが虫病2例。
- 5類感染症:急性脳炎1例、劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒3例、百日咳3例。

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第48週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は1,001人(定点当たり26.7)で、前週比105%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
報告数は250人(4.3)で、前週比157%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.2)の約2倍であった。延岡(9.1)、日向(5.7)、高鍋(5.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の約7割を占めた。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は68人(1.2)で、前週比234%と増加した。延岡(2.3)、日向(1.5)、中央(1.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は60歳以上が全体の約3割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は228人(6.3)で、前週比97%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(12.4)の約半数であった。中央(27.0)、日南(9.3)、宮崎市(7.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から5歳が全体の約半数を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:報告数は16例(定点当たり2.3)で、前週比約1.1倍と増加した。日向(10例)、宮崎市(2例)、延岡(2例)、高鍋(2例)保健所から報告があった。年齢は10〜14歳が9例、5〜9歳が4例、0〜4歳が3例であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
全国2024年第47週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比94%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザで、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病であった。
インフルエンザの報告数は11,678人(2.4)で前週比126%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(1.6)の約1.5倍であった。福岡県(5.8)、山形県(5.7)、沖縄県(5.5)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約6割を占めた。
新型コロナウイルス感染症の報告数は8,948人(1.8)で前週比95%とほぼ横ばいであった。秋田県(8.0)、岩手県(6.4)、北海道(5.5)からの報告が多く、年齢群別では60歳以上が全体の約4割を占めた。
マイコプラズマ肺炎の報告数は1,233人(2.6)で前週比90%と減少した。福井県(6.2)、愛知県(5.6)、奈良県(5.2)からの報告が多く、本県の定点当たりの報告数は2.0であった。全国の年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
新型コロナウイルス感染症情報《県内第48週、全国第47週(再掲)》
県内第48週新型コロナウイルス感染症発生動向
11月25日〜12月1日までの1週間で68人(1.2)の報告があり、前週比234%と増加した。延岡(2.3)、日向(1.5)、中央(1.5)保健所管内からの報告が多かった。

全国第47週 新型コロナウイルス感染症発生動向
11月18日〜11月24日までの1週間で8,948人(1.8)の報告があり、前週比95%とほぼ横ばいであった。秋田県(8.0)、岩手県(6.4)、北海道(5.5)からの報告が多く、年齢群別では60歳以上が全体の約4割を占めた。
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