
宮崎県感染症発生動向調査2024年第52号・2025年第1号
第26巻第52号 [宮崎県第52週(12/23〜12/29) 全国第51週(12/16〜12/22)]
第27巻第1号 [宮崎県第1週 (12/30〜1/5) 全国第52週(12/23〜12/29)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和6年第52週、令和7年第1週の発生動向
全数報告の感染症(1週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:報告なし。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:E型肝炎1例、つつが虫病3例。
- 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、梅毒1例、百日咳5例。

全数把握対象疾患累積報告数(2024年 第1週〜第52週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
全数把握対象疾患累積報告数(2025年 第1週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
第52週
・定点医療機関からの報告総数は6,123人(定点当たり113.3)で、前週比157%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
報告数は5,234人(90.2)で、前週比178%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(14.0)の約6.4倍であった。延岡(122.1)、日南(115.2)、都城(94.6)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の66%を占めた。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は306人(5.3)で、前週比136%と増加した。延岡(12.6)、都城(6.1)、日向(5.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は60歳以上が全体の34%を占めた。
第1週
・定点医療機関からの報告総数は2,633人(定点当たり52.3)で、前週比46%と減少した(年末年始含む)。なお、前週に比べ増加した疾患はなく、減少した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎及び感染性胃腸炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【インフルエンザ】
報告数は2,354人(45.3)で、前週比50%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(23.7)の約1.9倍であった。高千穂(77.0)、高鍋(53.0)、宮崎市(49.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満が全体の57%を占めた。
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は179人(3.4)で、前週比65%と減少した。高鍋(7.8)、小林(5.5)、高千穂(4.5)保健所からの報告が多く、年齢群別は60歳以上が全体の28%を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
第52週
○マイコプラズマ肺炎:報告数は10例(定点当たり1.4)で、前週比約0.7倍と減少した。延岡(3例)、日向(3例)、宮崎市(2例)、高鍋(2例)保健所から報告があった。年齢は10〜14歳が5例、0〜4歳が3例、5〜9歳が2例であった。
第1週
○細菌性髄膜炎:報告数は1例(定点当たり0.1)で、日南保健所から報告があった。年齢は0〜4歳であった。
○マイコプラズマ肺炎:報告数は2例(定点当たり0.3)で、前週比0.2倍と減少した(年末年始含む)。宮崎市(1例)、高鍋(1例)保健所から報告があった。年齢は10〜14歳が1例、20歳代が1例であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和7年1月6日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2024年第51週、第52週の発生動向
全数報告の感染症
第51週

第52週

定点把握の対象となる5類感染症
第51週
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比168%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は手足口病であった。
インフルエンザの報告数は211,049人(42.7)で前週比224%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.6)の約4.4倍であった。大分県(82.6)、鹿児島県(65.6)、佐賀県(61.6)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約6割を占めた。
新型コロナウイルス感染症の報告数は27,120人(5.5)で前週比141%と増加した。北海道(14.3)、岩手県(12.8)、茨城県(9.7)からの報告が多く、年齢群別では60歳以上が全体の約3割を占めた。
マイコプラズマ肺炎の報告数は729人(1.5)で前週比84%と減少した。青森県(4.0)、愛知県(2.7)、広島県(2.7)からの報告が多く、本県の定点当たりの報告数は2.1であった。全国の年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。
第52週
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比136%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症で、減少した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病であった。
インフルエンザの報告数は317,812人(64.4)で前週比151%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(11.4)の約5.7倍であった。大分県(104.8)、鹿児島県(96.4)、佐賀県(94.4)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約6割を占めた。
新型コロナウイルス感染症の報告数は34,610人(7.0)で前週比128%と増加した。北海道(16.8)、岩手県(14.8)、茨城県(11.8)からの報告が多く、年齢群別では60歳以上が全体の約3割を占めた。
マイコプラズマ肺炎の報告数は647人(1.4)で前週比89%と減少した。青森県(4.5)、富山県(3.4)、広島県(2.5)からの報告が多く、本県の定点当たりの報告数は1.4であった。全国の年齢群別では15歳未満が全体の約9割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
インフルエンザ情報《県内第52・1週、全国第51・52週(再掲)》
県内第52週、1週インフルエンザ発生動向
第52週(2024年12月23日〜12月29日)は5,234人(90.2)の報告があった。前週比178%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(14.0)の約6.4倍であった。第1週(2024年12月30日〜2025年1月5日)は2,354人(45.3)の報告があった。前週比50%と減少した(年末年始含む)。例年同時期の定点当たり平均値*(23.7)の約1.9倍であった。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

全国第51週、52週インフルエンザ発生動向
第51週(2024年12月16日〜12月22日)は211,049人(42.7)の報告があった。前週比224%と増加した。第52週(2024年12月23日〜12月29日)は317,812人(64.4)の報告があった。前週比151%と増加した。大分県(104.8)、鹿児島県(96.4)、佐賀県(94.4)からの報告が多かった。年齢群別では5歳未満が全体の16%、5-9歳が24%、10-14歳が17%、15-19歳が6%、20-59歳が28%、60歳以上が9%であった。
新型コロナウイルス感染症情報《県内第52・1週、全国第51・52週(再掲)》
県内第52週、1週 新型コロナウイルス感染症発生動向
第52週(2024年12月23日〜12月29日)は306人(5.3)の報告があり、前週比136%と増加した。
第1週(2024年12月30日〜2025年1月5日)は179人(3.4)の報告があり、前週比65%と減少した(年末年始含む)。高鍋(7.8)、小林(5.5)、高千穂(4.5)保健所管内からの報告が多かった。

全国第51週、52週 新型コロナウイルス感染症発生動向
第51週(2024年12月16日〜12月22日)は27,120人(5.5)の報告があり、前週比141%と増加した。
第52週(2024年12月23日〜12月29日)は34,610人(7.0)の報告があり、前週比128%と増加した。北海道(16.8)、岩手県(14.8)、茨城県(11.8)からの報告が多く、年齢群別では60歳以上が全体の約3割を占めた。
PDFファイルダウンロード
バックナンバーはこちら