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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2025年第8号

第27巻第8号 [宮崎県第8週(2/17〜2/23) 全国第7週(2/10〜2/16)]

宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和7年第8週の発生動向

全数報告の感染症(8週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核8例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:E型肝炎1例。
  • 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例、侵襲性肺炎球菌感染症3例、梅毒2例、百日咳18例。

全数把握対象疾患累積報告数(2025年 第1週〜第8週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,044人(定点当たり26.5)で、前週比119%と増加した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。

インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】

報告数は221人(3.8)で、前週比100%と横ばいであった。延岡(5.4)、都城(5.2)、小林(5.0)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満と60歳以上がそれぞれ全体の約3割ずつを占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は519人(14.4)で、前週比138%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.8)の約1.5倍であった。中央(26.0)、小林(22.7)、都城(19.3)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は110人(3.1)で、前週比122%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.3)の約1.3倍であった。中央(8.0)、日南(7.3)、宮崎市(4.1)保健所からの報告が多く、年齢群別は3歳から6歳が全体の約半数を占めた。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:報告数は1例(定点当たり0.1)で、前週比0.5倍と減少した。宮崎市保健所から報告があった。年齢は5〜9歳であった。
○感染性胃腸炎(ロタウイルス):報告数は2例(定点当たり0.3)で、宮崎市(2例)保健所から報告があった。年齢は5〜9歳が1例、10〜14歳が1例であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

全国2025年7週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比91%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。

新型コロナウイルス感染症の報告数は25,413人(5.2)で前週比88%と減少した。佐賀県(7.8)、茨城県(7.8)、鳥取県(7.5)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満と60歳以上がそれぞれ全体の約3割ずつを占めた。

感染性胃腸炎の報告数は24,106人(7.7)で前週比104%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(5.9)の約1.3倍であった。大分県(15.9)、熊本県(14.7)、愛媛県(13.0)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

新型コロナウイルス感染症情報《県内第8週、全国第7週(再掲)》

県内第8週 新型コロナウイルス感染症発生動向

2月17日〜2月23日までの1週間で221人(3.8)の報告があり、前週比100%と横ばいであった。延岡(5.4)、都城(5.2)、小林(5.0)保健所管内からの報告が多かった。

全国第7週 新型コロナウイルス感染症発生動向

2月10日〜2月16日までの1週間で25,413人(5.2)の報告があり、前週比88%と減少した。佐賀県(7.8)、茨城県(7.8)、鳥取県(7.5)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満と60歳以上がそれぞれ全体の約3割ずつを占めた。

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