
宮崎県感染症発生動向調査2025年第9号
第27巻第9号 [宮崎県第9週(2/24〜3/2) 全国第8週(2/17〜2/23)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和7年第9週の発生動向
全数報告の感染症(9週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核2例。
- 3類感染症:報告なし。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:急性脳炎1例、梅毒5例、百日咳21例。

全数把握対象疾患累積報告数(2025年 第1週〜第9週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は953人(定点当たり24.3)で、前週比92%と減少した。なお、前週に比べ増加した主な疾患はRSウイルス感染症で、減少した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎であった。
インフルエンザ・小児科定点からの報告
【新型コロナウイルス感染症】
報告数は194人(3.3)で、前週比88%と減少した。高千穂(6.5)、延岡(6.0)、都城(3.6)保健所からの報告が多く、年齢群別は15歳未満と60歳以上がそれぞれ全体の約3割ずつを占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は500人(13.9)で、前週比96%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(10.5)の約1.3倍であった。小林(22.7)、中央(20.0)、都城(19.2)保健所からの報告が多く、年齢群別は1歳から4歳が全体の約4割を占めた。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は86人(2.4)で、前週比78%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.4)の1.0倍であった。中央(9.0)、日南(5.7)、宮崎市(3.4)保健所からの報告が多く、年齢群別は4歳から9歳が全体の約6割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
○マイコプラズマ肺炎:報告数は1例(定点当たり0.1)で、前週比1.0倍と横ばいであった。日向保健所から報告があった。年齢は5〜9歳であった。
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部 令和7年3月3日までに検出)
細菌
ウイルス
全国2025年第8週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比113%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はRSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
新型コロナウイルス感染症の報告数は24,343人(5.0)で前週比96%とほぼ横ばいであった。佐賀県(8.1)、茨城県(7.3)、愛知県(6.9)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満と60歳以上がそれぞれ全体の約3割ずつを占めた。
感染性胃腸炎の報告数は32,220人(10.3)で前週比134%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.9)の約1.8倍であった。大分県(21.0)、熊本県(19.1)、香川県(17.2)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
新型コロナウイルス感染症情報《県内第9週、全国第8週(再掲)》
県内第9週 新型コロナウイルス感染症発生動向
2月24日〜3月2日までの1週間で194人(3.3)の報告があり、前週比88%と減少した。高千穂(6.5)、延岡(6.0)、都城(3.6)保健所管内からの報告が多かった。

全国第8週 新型コロナウイルス感染症発生動向
2月17日〜2月23日までの1週間で24,343人(5.0)の報告があり、前週比96%とほぼ横ばいであった。佐賀県(8.1)、茨城県(7.3)、愛知県(6.9)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満と60歳以上がそれぞれ全体の約3割ずつを占めた。
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