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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2026年11号

第28巻第11号 [宮崎県第11週(3/9〜3/15) 全国第10週(3/2〜3/8)] 


宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和8年第11週(ARIのみ第10週)の発生動向

トピックス
  • インフルエンザ(定点把握対象疾患)
    インフルエンザの定点当たり報告数が8.3と前週の約0.7倍と減少し、今シーズン流行期に入って初めて流行警報レベル終息基準値(10)を下回りました。詳細後述。
全数報告の感染症(11週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核3例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:後天性免疫不全症候群1例、百日咳1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第11週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は542人(定点当たり28.7)で、前週比107%と増加した。なお、前週に比べ増加した疾患は、RSウイルス感染症、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患はインフルエンザであった。
また、第10週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,186人(定点当たり42.4)で、前週比68%と減少した。

【インフルエンザ】

報告数233人(8.3)で、前週比72%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.6)の約0.7倍であった。年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は179人(11.9)で、前週比140%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(10.0)の約1.2倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】

報告数は48人(3.2)で、前週比100%と横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(2.6)の約1.3倍であった。年齢群別は2歳から6歳が全体の約6割を占めた。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
報告なし
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI) 
(2026年第10週:3月2日〜3月8日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。

※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上

(細菌・ウイルスについては2026年3月16日までに検出分)

細菌


ウイルス

※ ARI病原体定点から検出されたウイルスのうち、分離されたウイルスも再掲

全国2026年第10週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比79%と減少した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は、インフルエンザであった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比92%と減少した。

インフルエンザの報告数は54,516人(14.3)で前週比63%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(12.3)の約1.2倍であった。長野県(29.1)、岩手県(26.3)、北海道(26.1)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は6,452人(2.8)で前週比127%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.8)の約1.0倍であった。鳥取県(8.6)、北海道(7.3)、富山県(7.1)からの報告が多く、年齢群別では4歳から6歳が全体の約4割を占めた

感染性胃腸炎の報告数は15,024人(6.5)で前週比103%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(6.2)の約1.1倍であった。群馬県(11.3)、富山県(10.8)、石川県(10.7)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

月報告対象疾患の発生動向 <2026年2月>

性感染症

【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は23人(1.8)で、前月比51%と減少した。また、昨年2月(2.9)の約0.6倍であった。

《疾患別》

  • 性器クラミジア感染症:報告数16人(1.2)で、前月の約0.6倍、昨年2月の約0.7倍であった。20歳代が全体の約6割を占めた。(男性4人・女性12人)
  • 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数4人(0.31)で、前月の約0.3倍、昨年2月の約0.4倍であった。(女性4人)
  • 尖圭コンジローマ:報告なし。
  • 淋菌感染症:報告数3人(0.23)で、前月及び昨年2月の約0.6倍であった。(男性1人・女性2人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は3,991人(4.1)で、前月比91%と減少した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,124人(2.2)で前月比92%、性器ヘルペスウイルス感染症844人(0.86)で前月比94%、尖圭コンジローマ459人(0.47)で前月比100%、淋菌感染症564人(0.58)で前月比78%であった。

薬剤耐性菌

【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は18人(2.6)で、前月比75%と減少した。また、昨年2月(2.9)の約0.9倍であった。

《疾患別》

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数18人(2.6)で、前月の約0.8倍、昨年2月の約0.9倍であった。70歳以上が全体の約6割を占めた。
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告なし。
  • 薬剤耐性緑膿菌感染症 :報告なし。

【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,324 人(2.8)で、前月比94%と減少した。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,290 人(2.7)で前月比95%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症25 人(0.05)で前月比56%、薬剤耐性緑膿菌感染症9 人(0.02)で前月比200%であった。

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