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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年14号

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)に注意をしましょう。(3月30日〜4月5日)

感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が綾町周辺で増えています。嘔吐下痢症の原因のひとつにロタウイルスがあり、3月から5月に1歳前後のこどもを中心に流行します。ロタウイルスは感染力が強く、少しのウイルスが体に入っただけで感染すると言われています。大人は感染しても症状が出ない場合が多いのですが、乳幼児、特に初めて感染した場合は、激しい下痢、嘔吐、発熱、腹痛などの症状がみられ、脱水症状を引き起こすことがあります。水分をこまめにとるように心がけ、ぐったりしている場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。

現在、ロタウイルスの特効薬はないため、予防が大切です。トイレの後やおむつの処理をした後には必ず流水と石けんを用いて手を洗いましょう。症状がある場合のおむつの処理には使い捨ての手袋を用いましょう。また、ロタウイルスのワクチンは任意で接種することができます。生後6週から受けることができますので、かかりつけ医に相談してください。


宮崎県衛生環境研究所
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