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宮崎県感染症情報センター

宮崎県感染症発生動向調査2026年7号

第28巻第7号 [宮崎県第7週(2/9〜2/15) 全国第6週(2/2〜2/8)]


宮崎県感染症週報

宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所

令和8年第7週(ARIのみ第6週)の発生動向

全数報告の感染症(7週までに新たに届出のあったもの)
  • 1類感染症:報告なし。
  • 2類感染症:結核2例。
  • 3類感染症:報告なし。
  • 4類感染症:報告なし。
  • 5類感染症:劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例、侵襲性肺炎球菌感染症1例、梅毒1例、百日咳2例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第7週 保健所受理分)

(   )内は今週届出分、再掲

定点把握の対象となる5類感染症

・定点医療機関からの報告総数は1,733人(定点当たり70.9)で、前週比87%と減少した。なお、前週に比べ減少した主な疾患はインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、感染性胃腸炎であった。また、第6週の急性呼吸器感染症の報告総数は2,772人(定点当たり99.0)で、前週比127%と増加した。

【インフルエンザ】

報告数1,441人(51.5)で、前週比90%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(30.6)の約1.7倍であった。年齢群別は15歳未満が全体の約8割を占めた。

【感染性胃腸炎】

報告数は150人(10.0)で、前週比81%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.8)の約1.0倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約3割を占めた。

【咽頭結膜熱】

報告数は37人(2.5)で、前週比106%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.59)の約4.2倍であった。年齢群別は1歳から4歳が全体の約半数を占めた。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告

○マイコプラズマ肺炎:報告数は2例(定点当たり0.29)で、宮崎市(1例)、延岡(1例)保健所から報告があった。年齢はいずれも5〜9歳であった。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス):報告数は1例(定点当たり0.14)で、高鍋保健所から報告があった。年齢は5〜9歳であった。

保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患

病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)

急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI) 
(2026年第6週:2月2日〜2月8日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。

※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上

(細菌・ウイルスについては2026年2月16日までに検出分)

細菌

報告なし

ウイルス

※ ARI病原体定点から検出されたウイルスのうち、分離されたウイルスも再掲

○インフルエンザAと診断された患者検体からインフルエンザウイルスAH3及びB(Victoria系統)の遺伝子が検出された。この検体のウイルス分離を試みたところインフルエンザウイルスB(Victoria系統)が分離・同定された。2025-2026シーズンはインフルエンザウイルスの同時流行が認められており注視する必要がある。

全国2026年第6週の発生動向

全数報告の感染症

定点把握の対象となる5類感染症

定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比129%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患は、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症で、減少した主な疾患は、特になかった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比118%と増加した。

インフルエンザの報告数は164,744人(43.3)で前週比144%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(31.6)の約1.4倍であった。鹿児島県(74.8)、大分県(69.7)、千葉県(62.7)からの報告が多く、年齢群別では15歳未満が全体の約8割を占めた。

感染性胃腸炎の報告数は21,866人(9.5)で前週比101%とほぼ横ばいであった。例年同時期の定点当たり平均値*(6.0)の約1.6倍であった。群馬県(17.4)、大分県(16.6)、東京都(14.3)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約2割を占めた。

咽頭結膜熱の報告数は709人(0.31)で前週比107%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(0.32)の約1.0倍であった。宮崎県(2.3)、島根県(1.6)、鹿児島県(1.4)からの報告が多く、年齢群別では1歳から4歳が全体の約7割を占めた。

* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

月報告対象疾患の発生動向 <2026年1月>

性感染症

【宮崎県】 定点医療機関総数:13
定点医療機関からの報告総数は45人(3.5)で、前月比132%と増加した。また、昨年1月(2.3)の約1.5倍であった。

《疾患別》

  • 性器クラミジア感染症:報告数25人(1.9)で、前月の約1.3倍、昨年1月の約1.6倍であった。20歳代が全体の約4割を占めた。(男性5人・女性20人)
  • 性器ヘルペスウイルス感染症:報告数12人(0.92)で、前月の約1.7倍、昨年1月の約2.0倍であった。(男性1人・女性11人)
  • 尖圭コンジローマ:報告数3人(0.23)で、前月の約3.0倍、昨年1月と同率であった。(男性1人・女性2人)
  • 淋菌感染症:報告数5人(0.38)で、前月の約0.8倍、昨年1月と同率であった。(男性2人・女性3人)

【全国】
定点医療機関からの報告総数は4,338人(4.5)で、前月比106%と増加した。疾患別報告数は、性器クラミジア感染症2,279人(2.4)で前月比107%、性器ヘルペスウイルス感染症890人(0.92)で前月比97%、尖圭コンジローマ457人(0.47)で前月比96%、淋菌感染症712人(0.74)で前月比125%であった。

薬剤耐性菌

【宮崎県】 定点医療機関総数:7
定点医療機関からの報告総数は24人(3.4)で、前月比96%とほぼ横ばいであった。また、昨年1月(4.3)の約0.8倍であった。

《疾患別》

  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症:報告数24人(3.4)で、前月と同率、昨年1月の約0.8倍であった。70歳以上が全体の約8割を占めた。
  • ペニシリン耐性肺炎球菌感染症:報告なし。
  • 薬剤耐性緑膿菌感染症 :報告なし。

【全国】
定点医療機関からの報告総数は1,392人(2.9)で、前月比104%とほぼ横ばいであった。疾患別報告数は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症1,346人(2.8)で前月比104%、ペニシリン耐性肺炎球菌感染症41人(0.09)で前月比129%、薬剤耐性緑膿菌感染症5人(0.01)で前月比50%であった。

インフルエンザ情報《県内第7週、全国第6週(再掲)》

県内第7週インフルエンザ発生動向

2月9日〜2月15日までの1週間では1,441人(51.5)の報告があった。前週比90%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(30.6)の約1.7倍であった。

*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

全国第6週インフルエンザ発生動向

2月2日〜2月8日までの1週間で164,744人(43.3)の報告があった。前週比144%と増加した。鹿児島県(74.8)、大分県(69.7)、千葉県(62.7)からの報告が多かった。年齢群別では5歳未満が全体の11%、5-9歳が35%、10-14歳が32%、15-19歳が9%、20-59歳が12%、60歳以上が1%であった。

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