
宮崎県感染症発生動向調査2026年21号
第28巻第21号 [宮崎県第21週(5/18〜5/24) 全国第20週(5/11〜5/17)]
宮崎県感染症週報
宮崎県感染症情報センター
宮崎県薬務感染症対策課
宮崎県衛生環境研究所
令和8年第21週(ARIのみ第20週)の発生動向
全数報告の感染症(21週までに新たに届出のあったもの)
- 1類感染症:報告なし。
- 2類感染症:結核5例。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症3例。
- 4類感染症:報告なし。
- 5類感染症:梅毒3例、百日咳1例。

全数把握対象疾患累積報告数(2026年 第1週〜第21週 保健所受理分)

( )内は今週届出分、再掲
定点把握の対象となる5類感染症
・定点医療機関からの報告総数は404人(定点当たり26.5)で、前週比83%と減少した。なお、前週に比べ増加した疾患は新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、減少した主な疾患は感染性胃腸炎、手足口病、ヘルパンギーナであった。
また、第20週の急性呼吸器感染症の報告総数は1,202人(定点当たり42.9)で、前週比157%と増加した。
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎】
報告数は66人(4.4)で、前週比105%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(3.2)の約1.4倍であった。年齢群別は4歳から7歳が全体の約6割を占めた。
【感染性胃腸炎】
報告数は85人(5.7)で、前週比83%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(9.7)の約0.6倍であった。年齢群別は1歳から2歳が全体の約3割を占めた。
【手足口病】
報告数は128人(8.5)で、前週比69%と減少した。例年同時期の定点当たり平均値*(5.2)の約1.6倍であった。年齢群別は6ヵ月から2歳が全体の約9割を占めた。
*新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値

基幹定点からの報告
報告なし
保健所別 流行警報・注意報レベル基準値以上の疾患
病原体検出情報(衛生環境研究所微生物部)
急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)
(2026年第20週:5月11日〜5月17日搬入分)

○ 急性呼吸器感染症(ARI)※1サーベイランス検体について、急性呼吸器感染症サーベイランス遺伝子検査マニュアルに従い、検査を実施した。
※1 急性呼吸器感染症(ARI):咳嗽、咽頭痛、呼吸困難、鼻汁、鼻閉のいずれか 1 つ以上の症状を呈し、発症から10日以内の急性的な症状であり、かつ医師が感染症を疑う外来症例
※2 左記のいずれのウイルスも検出されなかった検体数を計上
(細菌・ウイルスについては2026年5月25日までに検出分)
細菌
ウイルス

※ ARI病原体定点から検出されたウイルスのうち、分離されたウイルスも再掲
新型コロナウイルスゲノム解析結果情報(衛生環境研究所微生物部)

○ 2025年第44週から2026年第19 週はNB.1.8.1系統が100%であった。
NB.1.8.1はJN.1株とXDE株の組換え体であるXDV株から派生した変異株である。
※ 衛生環境研究所においては、宮崎県感染症発生動向調査事業実施要綱に基づき、急性呼吸器感染症(ARI)の病原体定点から提出された検体を用いて新型コロナウイルスのゲノム解析を実施している。
なお、解析検体数が多くない場合は割合の変動が大きくなる。
全国2026年第20週の発生動向
全数報告の感染症
定点把握の対象となる5類感染症
定点医療機関当たりの患者報告総数は前週比157%と増加した。なお、前週と比較して増加した主な疾患はA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎で、減少した主な疾患は特になかった。また、急性呼吸器感染症の報告数は前週比131%と増加した。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は6,828人(3.0)で前週比188%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(2.8)の約1.1倍であった。佐賀県(7.6)、鳥取県(7.1)、奈良県(6.5)からの報告が多く、年齢群別では4歳から7歳が全体の約半数を占めた。
感染性胃腸炎の報告数は11,317人(5.0)で前週比162%と増加した。例年同時期の定点当たり平均値*(6.5)の約0.8倍であった。島根県(10.4)、富山県(8.1)、岐阜県(7.9)、石川県(7.9)からの報告が多く、年齢群別では1歳から2歳が全体の約3割を占めた。
* 新型コロナウイルス感染症流行前5年間(2015−2019)の
当該週、前週、後週(計15週)の平均値
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