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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年15号

手足口病に注意しましょう。(4月6日〜4月12日)

手足口病の報告が増加傾向です。特に、小林市周辺からの報告が多いようです。手足口病は3歳以下の子どもを中心に毎年4月中旬から徐々に増え始め、7月頃に流行のピークを迎える感染症です。

感染すると、3〜5日の潜伏期間を経て口の中や手のひら、足、おしり等に白っぽい水ぶくれができます。また、熱は出てもあまり高くならないことが多いと言われています。ほとんどの場合、3日から1週間程度で軽快しますが、乳幼児や免疫力が低下している場合は脳炎や髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。

手足口病には有効なワクチンはないため、感染対策が大切です。患者の唾液や便にふくまれるウイルスが、手等を介して口や眼の粘膜から体に入ることにより感染するため、予防には手洗いの徹底が効果的です。石けんを泡立てて、20秒程度手のひらのしわや爪の付け根まで丁寧に洗いましょう。泡にはウイルスがついていますので、流水でしっかりすすぐように心がけましょう。また、タオルの共用は避けましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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