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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年20号

夏の感染症に注意しましょう。(5月11日〜17日)

ヘルパンギーナの報告数が前週の約2.7倍と大幅に増加しています。地域別では延岡市周辺からの報告数が特に多く、年齢別では1歳児が全体の約半数を占めています。ヘルパンギーナは7月に流行のピークを迎える感染症で、今後も患者数が増加することが予想されます。

感染すると、高熱、口の中の水ぶくれ、喉の痛み等の症状がみられます。基本的に予後は良好ですが、喉の痛みから食事や水が十分にとれずに脱水症状を引き起こす場合があります。食事は喉への刺激が少ないよう味付けを薄くし、おかゆなどのやわらかいものを与えるようにしましょう。また、水分は少しずつでもよいのでこまめに与えましょう。まれに髄膜炎等の合併症を引き起こし、重症化する場合があります。高熱が4〜5日続く、ぐったりしている等の症状がみられた場合には医療機関を受診しましょう。症状が治まった後にも便中には原因となるウイルスが2〜4週間含まれています。おむつの処理をした後は必ず手を石けんと流水で洗いましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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