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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年23号

ヘルパンギーナに注意しましょう。(6月1日〜7日)

ヘルパンギーナの報告数が前週の約1.4倍と増加しています。また、例年と比較して約1.3倍と多い状況です。特に延岡市や日南市周辺で流行しており、年齢別では1歳から2歳のこどもからの報告が全体の約半数を占めています。

乳幼児を中心に夏期に流行する感染症の一つで、発症すると突然の発熱、喉の痛み、口の粘膜の水ぶくれ、下痢などの症状がみられます。水ぶくれは周りが赤っぽく2ミリメートル程度の大きさで、破れると痛みを伴います。食べ物は軟らかく、味の薄いものを与えるようにしましょう。また、高熱による脱水症状を予防するために、水分補給をこまめに行いましょう。

原因病原体はエンテロウイルス属で、腸管で増える性質があります。症状が治まった後も、便にはウイルスが2〜3週間含まれているといわれています。おむつの処理をするときは使い捨ての手袋を使用したり、トイレの後は必ず手洗いを行うなど二次感染の予防に努めましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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