手足口病がさらに増加しています。(7月6日〜12日)
手足口病の報告数が9週連続で増加しています。特に国富町や延岡市、小林市周辺からの報告が多く、年齢別では1から2歳の子どもが全体の約6割を占めています。今年は県内の手足口病の患者から、4つの型のウイルスが検出されています。原因ウイルスの型は複数あるため、一度感染した人でも再感染する恐れがあります。これらのウイルスに対するワクチンや薬はないため、予防が重要です。帰宅時やトイレの後、おむつの処理後、食事や調理の前など、手洗いを必ず行いましょう。
また、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告数が前週の約2.4倍に増加しています。特に小林市周辺で流行しています。感染すると、発熱、耳の下の部分の腫れ、痛み等の症状がでます。予後は良好ですが、まれに髄膜炎や難聴、膵炎等の合併症を引き起こします。予防にはワクチンが有効で、任意接種で1歳から接種することができます。医療機関に相談してみましょう。