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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年33号

無菌性髄膜炎とマダニ感染症の報告がありました。(8月10日〜16日)

無菌性髄膜炎の報告が前週は3人、今週は1人ありました。この感染症の原因はウイルスが大半を占めています。

無菌性髄膜炎の症状は、発熱、頭痛、嘔吐等ですが、乳幼児期ははっきりみられないことも多いため注意しましょう。新生児〜6か月の子どもは頭のてっぺん部分が張ることがあります。また、不機嫌になる、食欲がない等の症状がみられた場合は医療機関に相談しましょう。

原因となるウイルスは鼻水や唾液、便等に含まれており、咳のしぶきを吸い込んだり手や物を介してウイルスが口に入ることにより感染します。石けんと流水を用いた手洗いを心がけましょう。

また、マダニにかまれることにより感染する重症熱性血小板減少症候群の報告が1例、日本紅斑熱の報告が2例ありました。草むらや藪などに入るときには、肌を露出しないように長袖長ズボンを着用するようにしましょう。帰宅後はすぐに入浴し、マダニにかまれていないかチェックしましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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