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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年34号

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)と流行性耳下腺炎に気をつけましょう。(8月17日〜23日)

腸管出血性大腸菌感染症(O157)の報告が2例ありました。7月下旬から報告が続いており、昨年同時期より報告数が多い状況です。まだ暑い日が続くことが予想されますので、食中毒予防に努めましょう。原因菌は肉に付着しています。焼き肉やバーベキューでは、生肉を扱う箸と食事をする箸は使い分けるようにしましょう。また、食べ物からだけではなく、人から人へもうつります。下痢などの症状がみられるときにはプールの使用を避け、お風呂は最後に入るようにしましょう。

また、流行性耳下腺炎の報告数が前週の約2.4倍に増えました。特に小林市やえびの市周辺で流行しています。感染すると、発熱、耳の下の部分の腫れ等の症状がみられます。強くかんだりすっぱいものを食べると痛みを引き起こしますので避けるようにしましょう。基本的に予後は良好ですが、まれに無菌性髄膜炎等の合併症を引き起こします。高熱、頭痛、嘔吐の症状がみられる場合は医療機関を受診しましょう。


宮崎県衛生環境研究所
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