マイコプラズマ肺炎に気をつけましょう。(9月7日〜9月13日)
県内でマイコプラズマ肺炎の報告が2例ありました。この感染症は「肺炎マイコプラズマ」という病原体が原因で、患者として報告されるもののうち約7割は10歳未満のこどもです。1年を通して報告がみられますが、冬にかけて増加する傾向にあります。これからの時期は特に感染予防に努めましょう。
感染すると、2〜3週間の潜伏期間を経て、発熱や全身のだるさ、頭痛、咳などの症状がみられます。咳は長引くことが多く、熱が下がった後も3〜4週間続くことがあります。感染力はそこまで強くないといわれていますが、家庭や保育施設等での集団感染事例の報告があるため注意が必要です。
患者さんの咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、病原体が付着したタオル等を介して感染します。予防は通常の風邪対策と同様で、こまめな手洗いや咳エチケットが推奨されています。咳やくしゃみをするときにはティッシュ等で鼻を覆い、ティッシュはすぐにゴミ箱へ捨てましょう。咳の症状がある時には、マスクを着用しましょう。