マダニ媒介性感染症に注意しましょう。(10月19日〜25日)
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)1例と日本紅斑熱2例の報告がありました。これらの感染症は病原体を保有するマダニに咬まれることにより感染します。年齢別では60歳以上が全体の約7割と大半を占めますが、10歳未満の子どもからの報告もあります。県内ではSFTSは1年を通して、日本紅斑熱は11月まで報告がみられるため引きつづき注意しましょう。
有効なワクチンはないため、感染予防にはマダニに咬まれないようにすることが重要です。草原や森林などに入る時には、必ず長袖長ズボンを着用しましょう。柄物は避け、色の薄い服を着用するとマダニの有無がよりわかりやすくなります。頭皮や首なども咬まれやすいので、帽子をかぶる、タオルをまくなどして露出部分を可能な限り減らしましょう。帰宅したらお風呂に入り、マダニに咬まれていないかチェックします。マダニを発見した場合、無理にとろうとせずに皮膚科を受診するようにしましょう。