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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年45号

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)に注意しましょう。(11月2日〜11月8日)

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告数が県内、全国共に増加傾向です。特に、小林市や延岡市周辺で報告数が多く、年齢別では4〜6歳が全体の約6割を占めています。

感染すると2〜3週間の潜伏期間を経て、耳の下の腫れや痛み、食事の時の顎の痛み、発熱等の症状がみられます。また、感染しても症状が出ない人も約3割いるといわれています。基本的に症状は軽く予後は良好ですが、髄膜炎や難聴、膵炎等の重篤な合併症を引き起こすことがあります。原因となるムンプスウイルスは、髄膜炎を起こしやすいウイルスといわれており注意が必要です。頭痛や嘔吐の症状がみられる場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

おたふくかぜは一度感染すると免疫がつくため、その後感染することのない感染症の一つです。そのため予防にはワクチンが最も効果的で、ワクチン接種により9割以上の人に免疫がつくといわれています。任意接種で1歳から受けることができますので、医療機関に相談しましょう。

 


宮崎県衛生環境研究所
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