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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年48号

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)に注意しましょう。(11月23日〜29日)

腸管出血性大腸菌感染症(O157等)が3週間連続で報告がありました。夏に報告数が多い感染症ですが、例年冬にも発生しています。引きつづき感染予防に努めましょう。

主な症状として、腹痛、下痢、血便、嘔吐、発熱がみられます。乳幼児では溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症等の重篤な合併症を起こすことがあります。下痢や発熱の症状の数日後に、尿の量が減る、血尿、頭痛、痙攣等の症状が出た場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

加熱不十分な肉や肉汁に汚染された野菜を食べたり、便に含まれる菌が手やタオルを介して口に入ることにより感染します。焼き肉の時は、生肉を扱うトングや箸は専用のものを使用し、食べる際には別の清潔な箸を使いましょう。また、感染しても症状が出ない場合があり、知らないうちに周囲の人に感染させてしまうことがあります。トイレやおむつの処理後は、必ず石けんと流水で手を洗いましょう。アルコール消毒剤を併用するとより効果的です。

 


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