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宮崎県感染症情報センター

こども感染症情報2015年51号

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が増加しています。(12月14日〜20日)

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告数が6月中旬から増加し続けています。特に延岡市や日向市周辺で流行しており、小林市周辺でも増加しています。年齢別では3〜5歳の子どもからの報告が、全体の半数を占めています。感染予防に努めましょう。

感染すると2〜3週間の潜伏期間を経て、発熱、耳の下の部分の腫れ、食事を取る時の顎の痛み等の症状がみられます。合併症として髄膜炎を引き起こすこともあるため、嘔吐や頭痛の症状を伴うときには早めに医療機関に相談しましょう。

唾液や鼻汁に含まれるウイルスが、くしゃみのしぶきを吸い込んだり手を介して口や鼻の粘膜から入ることにより感染します。症状が出る数日前からウイルスを排出していることや、感染しても症状が出ない人が3〜4割いることから、気づかないうちに周囲にうつしてしまうことがあります。予防対策には、ワクチンが最も効果的です。おたふくかぜのワクチンは任意接種で1歳から受けることができますので、かかりつけ医にご相談ください。

 


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